2017年6月29日木曜日

根拠

名古屋のタクシー会社が、

AIを導入したと、

先日のNスペが紹介していた。

NTTが開発したもので、

携帯の位置情報とタクシー会社の乗降客データを掛け合わせ、

もちろんその日の天気や気温も加味して、

ある日のその時間、

どこに何人のタクシー待ちがいるか、

リアルタイムでタクシーの液晶に表示する。

これが威力を発揮しているそうだ。

実際、

番組ではドンピシャで客を拾えた。

長年の勘よりAIが上ということは、

将棋の名人がコテンパンにやられたことで明白だ。

AIの進歩は想像を絶するスピードだ。

ある人材派遣会社では、

社員の面談の文字情報から、

その人物が近く辞める気かどうかを判定する。

証券取引の現場では、

もはやAIによる取引が普通らしい。

AIって、

原子力みたいなものではないかと思う。

平和利用できれば人類にとって敵ではない。

というものの、

必ず人類に悪影響、

それも災厄に近いものを与えるのではないか?

ガンの診断などは平和利用かもしれないが、

犯罪の予測になってくると、

これはもうマイノリティーリポートという映画の世界だ。

AIは結果は示すが根拠は示さない。

でも結果がズバズバ当たると、

だんだん神のように思えてくる。

実際、

名人はAIを将棋の神に近いと語った。

韓国ではなんと、

国の政策をAIに考えさせるプロジェクトを進めているという。

人間は、

自らが不完全だと知っているから、

民主主義を生み出した。

完全無欠なAIに民主主義が理解できるのだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...