全仏テニスの男子決勝は、
ナダルの完勝を生中継で見た。
大会を通じて1セットも落とすことがなかった。
それどころか、
5ゲーム取られたセットすらなかったのだから。
これで彼は全仏10回目の優勝ということで、
表彰式も特別な演出がされていた。
10回優勝するということは、
当たり前だけど最低でも10年かかるわけで、
いくら彼が赤土の王とはいえ、
これだけ長く君臨しているということは、
世界のスポーツ史上でもそんなにないのではないか。
ゴルフという例外はあるけれど。
ここ2年ほど怪我で調子を落としていたらしいけど、
松岡修造も言ってたように、
とにかく彼は自分の調子がどうであれ、
常に同じファイティングスピリッツを持って、
ただただ前向きに戦ってきた。
フェデラーもそうだけど、
とにかく気分を表情や仕草に出さないのはすごい。
露骨に顔に出し、
ラケットを折る錦織とは、
そこがまず決定的に違う。
錦織自身、
テニスはメンタルが90%だと言っていたそうだ。
わかっていてもやめられない。
自分をコントロールできなくなる。
それがテニスなんだろうけど、
ナダルとフェデラーはコントロールできる。
だからこそ、
長くトップレベルでいられるし、
故障をしてもカムバックできるのだろう。
いいものを見た。
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