2008年7月12日土曜日

いるもいないもない








この写真は、
今年の元日、
つまりぼくの誕生日に、
近所の武庫川で撮った。

年末に父が死に、
その不在について思いめぐらせていた時だ。

寒中見舞いで使ったから、
知っている人もいるだろう。
ぼくのお気に入りの一枚だ。
このPCのバックスクリーンもこれだ。


堤防を走る一台の車は、
ぼくかもしれないし、
だれかかもしれない。

その先の空は、
未来を暗示しているのかもしれない。

手前の赤信号は、
もはやあの車とは並走できないということか。

手前右へと下る道は、
ぼくの行くべき未来なのか。
二つの道は、
二度と交わることはないのか。

だれも知らない。

感じ方は自由だ。


一緒に「いる」ことは確信できるけど、
一緒に「いない」ことは確信できない。

ならば、
「いない」ことを悲しむ必要はない。

「いる」と信じ続けられれば、
いつか、
本当は心の中に「いる」ことが分かるだろう。

偶然の出会いや、
突然の別れなど、
目に見えることは重要じゃない。

すべては、
心の置き場所だ。


●ついに発売されたiPhone。ニュースを見て、その操作性に母までが驚いていた。70歳のお年寄りをも引き付ける魅力。こんなことは「ホームレス中学生」以来だ。そりゃ売れるわ。

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