相変わらず、
米TVドラマ「ボーンズ」を見ているのだけれど、
女性主人公の法人類学者の名前が、
「テンペランス」と変っている。
テンペランスは英語で「節制」を意味する。
彼女はドラマの始まりのころは、
一般的な意味で感情に乏しく、
とことん理性的な、
どちらかというとロボットみたいな感じ。
そうなったのには、
彼女が里親を点々としたという幼少期の体験や、
実の両親が犯罪者であるとか、
さまざまな理由があるのだけれど。
それが、
ひょんなことからFBIの捜査に協力して、
捜査官ブースとコンビを組むことから、
少しずつ変って行く。
このブースという捜査官も、
非常に優秀なスナイパーなんだけど、
実父が暴力的で、
自分もギャンブル依存症だったという過去がある。
この二人が、
時に対立しながらも難事件を解決し、
その過程で互いを認め合い、
愛し合って行くことになる。
アメリカのドラマや映画では、
こうしたトラウマとか精神疾患を抱えた主人公が、
当たり前のように登場する。
2005年に第1シーズンが始まって、
いまだに続いているんだよね。
ぼくは一気に見ているけど、
リアルタイムで見ているアメリカ人は、
彼らの変化を本当に長い時間かけて知って行くわけで、
日本ではこういう長寿ドラマは少なくなったよね。
いってみれば、
サスペンス「渡鬼」。
日本のドラマは基本3か月単位になっちゃって、
早いものだと10話ぐらいで終ってしまう。
じっくり人間関係の変化を表現するなど不可能だ。
日本のドラマは基本見る気がしないけれど、
アメリカンドラマは当分はまりそうだな。
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