2014年4月19日土曜日

帰国

もう知っている人も多いと思うけど、
ジャズピアノのフィリップ・ストレンジさんが、
今夏、
母国のアメリカに返っちゃう事になった。

80歳を超えるお母様のそばにいたいと。

フィリップさん。

2年前のライブでピアノ弾いてくれた方です。

上手いピアニストは日本にも沢山おられますが、
彼はとにかく別格だと思っています。

本当は今年もう一度ご一緒させていただくはずだったのだけど、
オファーする前にこうなっちゃって、
もう今となってはスケジュール押さえられません。

フィリップさんはオッケーだったので、
ぼくさえ場所と日時を設定すればいいだけだったのに、、、

残念でならない。

やっぱり重いたったらすぐに動かないと。

そういえば、
今日テレビで、
チリのなんたらという場所に住む日本人女性を訪ねるという番組があって、
そこは日本からだと丸々3日ぐらいかけないと行けない、
恐ろしく遠い場所なんだけど、
その女性はかつてニューヨークの銀行で働く、
バリバリのキャリアウーマンだった。

バカンスで度々訪ねていたチリのなんたらという場所に魅せられて、
銀行を辞めて18歳年上の(?)旦那さんと、
そこでほぼ自給自足生活に踏み切ったのだという。

訪ねた元タカラジェンヌが、
ここで生活以外にすることは?

と質問されて、
その女性、
一瞬絶句して、

「生活が仕事です」

だって。

自給自足ってそういうことなんだよね。

それから、
旦那さんがしみじみ言ってた。

「僕らが銀行で働いていていたのはお金を貯めるため。人生は短い。好きな事をしなければ」

いやだから、
別にチリに住まなくたって、
やっぱりやりたいことをやらなきゃいけないんだな。

というようなことを考える前、
今日の夕方、
用事で出かけたのはいいけど、
予約の時間を一時間勘違いしていてパーに。

情けない気分で帰宅途中、
村上春樹の新作短編集がきょう発売で、
本屋の店頭に山のように積まれていたので、
一冊分、
山を崩してきた。

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