姪の披露宴からひと月、
二人して我が家に挨拶にきてくれた。
姪の旦那君と話すのは初めて。
披露宴の時は出しゃばらず、
ひな壇には近づかなかったから。
でも、
しゃべってみても、
披露宴で見ただけの印象と変らなかった。
飾らず素直な若者だった。
十二分にひねくれた生き方をしてきたぼくには、
その真っすぐさが、
ただただまぶしい。
オヤジの仏壇に二人して手を合わせ、
結婚を報告してくれた。
この若者となら、
天国のオヤジも姪との結婚をもろ手を挙げて祝福していることだろう。
オヤジ、
この二人の結婚には、
ぼくもほんのチョットだけ貢献したんやで。
褒めてくれるだろうか?
オジとして、
ろくな事はしてこなかった。
反面教師にすらならない、
情けない半生。
対してオヤジは初孫である姪に、
ありったけのおじいちゃんぶりを見せていた。
じじバカといっていいほどの、
熱の入れようだった。
ぼくに子どもがいないせいもあったと思うけど、
学校行事とか試合とか、
出来る限り応援に行ってた。
人生終盤は、
ほとんどそれが生き甲斐のようだった。
姪の披露宴に、
誰よりも出席したかったのはオヤジだ。
その願いはかなわなかったけど、
きょうこうして報告に来てくれた。
いやぁ、
いい一日になりました。
ありがとう。
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