昨年末からなんちゃって管理職を続けて来て、
きょういよいよ管理職になるよう、
申し渡された。
特別な嬉しさはないけれど、
これまで支えてくれた人への感謝の思いはある。
7年前、
公私におよぶプレッシャーに負けて、
会社に大迷惑をかけてしまい、
ぼくのサラリーマン人生は終ったも同然だった。
元の職場に復職できただけでも、
今思えば奇跡的だったように感じる。
毎日毎日、
出社する時に、
明日からは別の部署へと言われるのではないかと覚悟し、
後輩に追い抜かされても腐らず、
ただ淡々と毎日自分の与えられた仕事に、
一日も休むことなく向き合って来た。
などと書くと随分ご立派な感じになるけれど、
極端に言えば会社人としては一度死んだ身だと思い、
会社の評価など気にせず好き勝手に仕事した。
それでも数年前には一度大失敗をして、
その時こそはこれで終ったと思った。
実際、
幹部の一人に遠回しに別の部署への異動をほのめかされた。
それでも、
誰に媚びることもなく、
ひたすら自分らしく仕事をした。
その自負だけはある。
その結果が今日だ。
気持ちを切らす事がなかったのはひとえに、
母や姉らのおかげであり、
ペンギン様のおかげであり、
チョコパのおかげである。
もちろん、
結局は放り出さなかった会社のおかげでもある。
今思うに、
ぼくのような部下は実に使いにくかったに違いない。
本来なら、
少なくとも5年前にはこのポジションにいなければならなかった。
この年齢では、
もはやタイムリミットは近い。
それに、
本当はイチ現場担当者の方が性に合っているのだと、
今さらながら思う。
でも、
多くの人への感謝の気持ちを抱え、
ぼくはまた淡々と新しい仕事に向かって行こうと思う。
ありがとう。
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