2014年4月18日金曜日

名実

昨年末からなんちゃって管理職を続けて来て、
きょういよいよ管理職になるよう、
申し渡された。

特別な嬉しさはないけれど、
これまで支えてくれた人への感謝の思いはある。

7年前、
公私におよぶプレッシャーに負けて、
会社に大迷惑をかけてしまい、
ぼくのサラリーマン人生は終ったも同然だった。

元の職場に復職できただけでも、
今思えば奇跡的だったように感じる。

毎日毎日、
出社する時に、
明日からは別の部署へと言われるのではないかと覚悟し、
後輩に追い抜かされても腐らず、
ただ淡々と毎日自分の与えられた仕事に、
一日も休むことなく向き合って来た。

などと書くと随分ご立派な感じになるけれど、
極端に言えば会社人としては一度死んだ身だと思い、
会社の評価など気にせず好き勝手に仕事した。

それでも数年前には一度大失敗をして、
その時こそはこれで終ったと思った。

実際、
幹部の一人に遠回しに別の部署への異動をほのめかされた。

それでも、
誰に媚びることもなく、
ひたすら自分らしく仕事をした。

その自負だけはある。

その結果が今日だ。

気持ちを切らす事がなかったのはひとえに、
母や姉らのおかげであり、
ペンギン様のおかげであり、
チョコパのおかげである。

もちろん、
結局は放り出さなかった会社のおかげでもある。

今思うに、
ぼくのような部下は実に使いにくかったに違いない。

本来なら、
少なくとも5年前にはこのポジションにいなければならなかった。

この年齢では、
もはやタイムリミットは近い。

それに、
本当はイチ現場担当者の方が性に合っているのだと、
今さらながら思う。

でも、
多くの人への感謝の気持ちを抱え、
ぼくはまた淡々と新しい仕事に向かって行こうと思う。

ありがとう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...