会社の目の前に、
40階建てのタワマンが建設中で、
もうほとんど出来上がっている。
今日は内覧会をやっていた。
大規模なタワマンは、
コンシェルジュがいたり、
最新のセキュリティがあったり、
魅力的なんだろうけど、
唯一、
高いところからの景色については、
一週間で飽きると言う声をよく聞く。
大きな災害があるとエレベーターが止まって、
上の階の人ほど悲惨だと言うのも聞く。
それでも人はタワマンにすみたがる。
これだけ次々に建っていることが何よりの証だ。
一方、
古い、
それこそ50年ほど前に建てられたハイグレードマンションが近所にあって、
そこは今でも人気だ。
間取りなんかは昔風で、
色々な設備もない。
それでも昔ながらの余裕がある。
建物と建物の間が広く、
駐車場は地下を含め全部平面式。
管理人が常駐していて、
植栽や掃除はいつも行き届いている。
阪神大震災でも大きなダメージは受けなかった。
当時の最高の技術を集めて、
偽装なんかもなく、
日本の気概がある時代に建てられたって感じが伝わってくる。
たまに売りに出されるけど、
結構なお値段でびっくりする。
半世紀たっても、
このエリアでは別格の存在感を保っている。
住人は高齢者が多いんだろうけど、
あのゆったりとした造りは今では絶対に無理だろう。
実は我が家を親父が購入する時に、
どちらにしようか迷ったそうだ。
結局親父は一軒家を選んだわけだが。
だからどうと言いたいわけでもないんだけど、
どうかこれからも建て替えないで、
ずっとこのエリアのランドマークでいて欲しいな。
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