緒形拳が死んだ。
それも二日前にと聞いて、
驚いた。
日本を代表する俳優で、
しかも現役で、
そんなことがあり得るのは、
きっと他聞憚られる事情があるに違いないと、
勘ぐったのは大間違い。
死因はガンだと知り、
前の晩に見たNHKプロフェッショナルの再放送を思い出した。
末期ガン患者専門の、
淀川キリスト教病院で看護師をしている女性が登場。
ぼくは、
親父を昨年末、
ガンで亡くしたので、
つい見入った。
手の施しようのない患者ばかりを相手に、
彼女は笑みを絶やさず、
患者の声に耳を傾け続ける。
当然、
患者の死は日常で、
その度に彼女は涙を流す。
患者が治って退院するのが、
医療が報われる瞬間だとするなら、
彼女たちにその時は来ない。
では、
彼女らをあの場にとどまらせるものは何か。
「この病で死ぬのだと納得した人間は強い」
彼女はそういう意味のことを話していた。
人は必ず死ぬ。
患者がその冷徹な事実に向き合う瞬間。
傍で見ている彼女らにとってそれは、
辛くもあり、
荘厳な光景なのだろう。
死に様は生き様を決定づける。
死がリアルでなお、
前向きに生きる人の輝きは、
茫洋と日々生きる人とは比較にならぬくらい美しかろう。
緒形拳の死に様もまた、
強烈な閃光を放つ。
ぼくの一つの理想だ。
●ノーベル賞に日本人が3人も決まったことは誠に喜ばしい。だが、これで世間の俎上から、緒形拳の死も、個室ビデオ店放火も、全裸で殺されていた幼女も、どんどん拭い去られていく●「明日に向かって撃て」がTUTAYAに返ってきたので早速借りた●いよいよ今日GT最終決戦だ。
2008年10月8日水曜日
2008年10月7日火曜日
B'Z
B'Zがデビューしたのは1988年、
その翌年、
ぼくは社会人になった。
時はバブル絶頂期。
給料をもらえる身になったぼくは、
カラオケスナックへ毎日のように繰り出し、
彼らの新曲を次々に、
そう何年にも渡って歌った。
BAD COMMUNICATION
”愛しい人よ”Good Night
LADY NAVIGATION
ALONE
消えない虹、
ZERO。。。
特に印象深いのは、
LOVE FHANTOMだ。
震災の頃に流行っていて、
大災害の後の一種の昂揚感と、
曲調が変な話だがマッチしていて、
あのイントロだけで当時の様子を思い出せる。
そうか20年か。
ということは、
ぼくも社会人になって20年たつ訳だ。
彼らはCD売上史上最高を誇る、
スーパーロックデュオになり、
ぼくはジャズシンガー見習いの会社員である。
注目のNHKスペシャル。
ビデオに録画して見た。
ツアーに向けた九州合宿の模様が主で、
予想通り、
松本孝弘が中心。
ボツになった何種類かのソロを採譜して紹介するなど、
ギターキッズにはたまらなかっただろうけど、
ぼくとしては、
稲葉のボーカルテクニックにもっと迫って欲しかった。
印象的だったのは、
ひとつに松本は本当にギターが好きなのだということ。
ふたつに、
稲葉が陸上の朝原に似ているということ。
顔もスタイルも、
寡黙でストイックな面も。
彼はボーカルではない。
あの体力、
あの声。
その維持にかける自己抑制と鍛練は、
アスリートそのものだった。
ちなみに彼とぼくは、
同い年だ。
●「49回目の結婚記念日でした」とカレンダーに書かれていた。見てしまった以上しかたない。亡き親父の代わりに母と外食●難波845のセッション。三重から来たという若い男の子がI'VE GOT YOU UNDER MY SKINを聞いたことのないような躍動感で歌い、びっくり。誰の真似でもなく、自分で研究したのだそうだ。非常に勉強になった●帰宅すると、昼食でおなか一杯になった母は、ぼくの外出中、腹ごなしに自転車で1時間近く走ったそうだ。花の苗を探して。70歳にして血圧136。元気だ。
その翌年、
ぼくは社会人になった。
時はバブル絶頂期。
給料をもらえる身になったぼくは、
カラオケスナックへ毎日のように繰り出し、
彼らの新曲を次々に、
そう何年にも渡って歌った。
BAD COMMUNICATION
”愛しい人よ”Good Night
LADY NAVIGATION
ALONE
消えない虹、
ZERO。。。
特に印象深いのは、
LOVE FHANTOMだ。
震災の頃に流行っていて、
大災害の後の一種の昂揚感と、
曲調が変な話だがマッチしていて、
あのイントロだけで当時の様子を思い出せる。
そうか20年か。
ということは、
ぼくも社会人になって20年たつ訳だ。
彼らはCD売上史上最高を誇る、
スーパーロックデュオになり、
ぼくはジャズシンガー見習いの会社員である。
注目のNHKスペシャル。
ビデオに録画して見た。
ツアーに向けた九州合宿の模様が主で、
予想通り、
松本孝弘が中心。
ボツになった何種類かのソロを採譜して紹介するなど、
ギターキッズにはたまらなかっただろうけど、
ぼくとしては、
稲葉のボーカルテクニックにもっと迫って欲しかった。
印象的だったのは、
ひとつに松本は本当にギターが好きなのだということ。
ふたつに、
稲葉が陸上の朝原に似ているということ。
顔もスタイルも、
寡黙でストイックな面も。
彼はボーカルではない。
あの体力、
あの声。
その維持にかける自己抑制と鍛練は、
アスリートそのものだった。
ちなみに彼とぼくは、
同い年だ。
●「49回目の結婚記念日でした」とカレンダーに書かれていた。見てしまった以上しかたない。亡き親父の代わりに母と外食●難波845のセッション。三重から来たという若い男の子がI'VE GOT YOU UNDER MY SKINを聞いたことのないような躍動感で歌い、びっくり。誰の真似でもなく、自分で研究したのだそうだ。非常に勉強になった●帰宅すると、昼食でおなか一杯になった母は、ぼくの外出中、腹ごなしに自転車で1時間近く走ったそうだ。花の苗を探して。70歳にして血圧136。元気だ。
2008年10月6日月曜日
異常なし
朝食の時、
母がいきなり、
「どーも」
と言うから、
何事かと顔を見やると、
ぼくの読んでいる朝日新聞の別刷りに視線が。
そこは「奇想遺産」というコーナーで、
イタリア・ミラノ大聖堂の写真が載っていたのだが、
何で「どーも」やねんとよく読むと、
大聖堂のある場所が「ドウォーモ広場」となっている。
おぉ
意外なことを知ってるものだと感心していたら、
「そこ、スリが多いねんで」
さすが、
行ったことのある人の言うことは違う。
あなどれない人だと感心していたら、
「さくらがホールインワンやで」
「それは桃子」と訂正してあげたら、
「おかしいなぁ」とブツブツ言いながら、
朝日新聞を読み、
次いで読売新聞を開いている。
真剣に比べている姿に、
「違うわけないやろ」と突っ込むよりも、
思わず笑ってしまった。
母はやっぱり母だった。
●西宮北口のジュンク堂はパラダイスだ。何より、梅田の紀伊国屋などよりすいているのがいい。たまにしか行けないけど、小林秀雄の講演CDと押井守の新書と茂木健一郎の文庫を買ってしまった。下のドトールでもホットコーヒーを飲む季節になった。
母がいきなり、
「どーも」
と言うから、
何事かと顔を見やると、
ぼくの読んでいる朝日新聞の別刷りに視線が。
そこは「奇想遺産」というコーナーで、
イタリア・ミラノ大聖堂の写真が載っていたのだが、
何で「どーも」やねんとよく読むと、
大聖堂のある場所が「ドウォーモ広場」となっている。
おぉ
意外なことを知ってるものだと感心していたら、
「そこ、スリが多いねんで」
さすが、
行ったことのある人の言うことは違う。
あなどれない人だと感心していたら、
「さくらがホールインワンやで」
「それは桃子」と訂正してあげたら、
「おかしいなぁ」とブツブツ言いながら、
朝日新聞を読み、
次いで読売新聞を開いている。
真剣に比べている姿に、
「違うわけないやろ」と突っ込むよりも、
思わず笑ってしまった。
母はやっぱり母だった。
●西宮北口のジュンク堂はパラダイスだ。何より、梅田の紀伊国屋などよりすいているのがいい。たまにしか行けないけど、小林秀雄の講演CDと押井守の新書と茂木健一郎の文庫を買ってしまった。下のドトールでもホットコーヒーを飲む季節になった。
2008年10月5日日曜日
散髪
夏のあいだにすっかり伸びた庭木が、
きれいに散髪されて、
母はご機嫌だ。
「あーすっきりしたわ」
と言いながら、
中途半端に伸びたぼくの髪を見る。
西宮北口の美容院で、
短くしたのは春ごろのこと。
床屋とは違うテクニックで、
顔の輪郭をうまく補正するかのような出来栄えは、
とても気に入っていた。
難点は、
ひと月もたつと、
収拾がつかなくなることだった。
短い部分も長い部分も、
伸びる速さは同じだから、
絶妙のバランスはすぐに崩壊する。
整髪剤を何種類か試してみたけど、
元来無精な性格では手に余り、
結局あわてて予約しては、
元のショートに戻してもらってきた、
このあたりは、
床屋の方が「融通」がきくようだ。
じゃあミディアムぐらいに伸ばすには、
一体どうしたらよいのかと尋ねたら、
「しばらく我慢するしかないですね」
と担当の美容師さん。
そこでぼくはハタと、
芸能人がたまにニット帽をかぶっている訳がわかった。
だれしもそういう過渡期があって、
その間は帽子でカバーしているのだ。
そこでぼくも外出時、
夏は野球帽、
最近はニット帽をかぶっている。
さすがに大分伸びてきた。
美容師さんには、
今月中ごろに来るようにと、
言われている。
あと少しの辛抱だ。
●エグベルト・ジスモンチのCD「CIDADE CORACAO」(ECM)を買ったのは去年のこと。「憂鬱と官能を教えた学校」(菊池成孔、大谷能生著、河出書房新社)で現代ブラジル音楽の具体例として「全ての感情が熱消毒されて酩酊しているような、酩酊と覚醒の同居が至極当然であるような、すさまじいリズムの揺らぎ」と紹介されている。昨日、NHK「芸術劇場」で本人を見たが、アマゾンから現われた怪人という印象もあるが、非常に知性的な人だとも感じた。ギターのほかにピアノも弾くとはしならなかった。若いころナディア・ブーランジェ女史に習ったんだそうだ。知らない事だらけだ、世の中は。
きれいに散髪されて、
母はご機嫌だ。
「あーすっきりしたわ」
と言いながら、
中途半端に伸びたぼくの髪を見る。
西宮北口の美容院で、
短くしたのは春ごろのこと。
床屋とは違うテクニックで、
顔の輪郭をうまく補正するかのような出来栄えは、
とても気に入っていた。
難点は、
ひと月もたつと、
収拾がつかなくなることだった。
短い部分も長い部分も、
伸びる速さは同じだから、
絶妙のバランスはすぐに崩壊する。
整髪剤を何種類か試してみたけど、
元来無精な性格では手に余り、
結局あわてて予約しては、
元のショートに戻してもらってきた、
このあたりは、
床屋の方が「融通」がきくようだ。
じゃあミディアムぐらいに伸ばすには、
一体どうしたらよいのかと尋ねたら、
「しばらく我慢するしかないですね」
と担当の美容師さん。
そこでぼくはハタと、
芸能人がたまにニット帽をかぶっている訳がわかった。
だれしもそういう過渡期があって、
その間は帽子でカバーしているのだ。
そこでぼくも外出時、
夏は野球帽、
最近はニット帽をかぶっている。
さすがに大分伸びてきた。
美容師さんには、
今月中ごろに来るようにと、
言われている。
あと少しの辛抱だ。
●エグベルト・ジスモンチのCD「CIDADE CORACAO」(ECM)を買ったのは去年のこと。「憂鬱と官能を教えた学校」(菊池成孔、大谷能生著、河出書房新社)で現代ブラジル音楽の具体例として「全ての感情が熱消毒されて酩酊しているような、酩酊と覚醒の同居が至極当然であるような、すさまじいリズムの揺らぎ」と紹介されている。昨日、NHK「芸術劇場」で本人を見たが、アマゾンから現われた怪人という印象もあるが、非常に知性的な人だとも感じた。ギターのほかにピアノも弾くとはしならなかった。若いころナディア・ブーランジェ女史に習ったんだそうだ。知らない事だらけだ、世の中は。
2008年10月4日土曜日
恩義
快速電車の窓際の席で、
おじさんが携帯を熱心に眺めている。
どうやらワンセグで、
何かの番組を見ているらしい。
ぼくの携帯は、
昨夏、
それまで持っていたヤツがどうにも嫌になり、
衝動買いしたのだが、
やはりワンセグを見ることができる。
できるのだけど、
実際はほとんど見ない。
見ないというより、
あれって見ることができる場所の方が少なくない?
会社の中、
喫茶店、
もちろん地下。
ぼくの機種が古いからかと、
ドコモショップで尋ねたことがあるけど、
「まぁ公園とか、電車内なら大丈夫ですけど」
と煮え切らない。
第一、
15分ほどしか乗らない通勤電車で、
どうしても見逃せない番組なんて、
ほとんどない。
録画しておけばいいだけだ。
こんなに使えぬのなら、
電話とiモードだの小型軽量機種がいいと、
探してみても、
どうもカメラとワンセグは必須らしい。
そんなワンセグが唯一重宝した時期がある。
買って間がないころ、
約1か月入院した時だ。
夜10時消灯までは談話室でテレビが見れるのだけど、
ぼくが見たいもっぱらNHKの番組は、
そのころから始まる。
布団をかぶってイヤホンで聞きながら、
電波を探りながら毎日のように1、2時間見るのが日課だった。
いつ退院できるのかも分からず、
寂しい入院生活の中、
本当にあの時だけは、
「これ買ってよかった」って思ったよ。
だから1年たって、
もう買い替えてもいいんだけど、
何となく手放せないでいる。
●「マイケル・ジャクソン生誕50周年記念ベストCD」が売り出されると知って笑った。単にマイケル50歳ってことでしょ。普通メモリアルアルバムって、死んでから「生誕100年」とか「没後50年」とかで出すよな。生きながら伝説になっちゃうんだね●読売新聞夕刊小説が今日から伊坂幸太郎「SOSの猿」になった。本屋大賞男。ちょっと読む気になった。ちなみにSOSってSAVE OUR SHIPの略って知らなかった。
おじさんが携帯を熱心に眺めている。
どうやらワンセグで、
何かの番組を見ているらしい。
ぼくの携帯は、
昨夏、
それまで持っていたヤツがどうにも嫌になり、
衝動買いしたのだが、
やはりワンセグを見ることができる。
できるのだけど、
実際はほとんど見ない。
見ないというより、
あれって見ることができる場所の方が少なくない?
会社の中、
喫茶店、
もちろん地下。
ぼくの機種が古いからかと、
ドコモショップで尋ねたことがあるけど、
「まぁ公園とか、電車内なら大丈夫ですけど」
と煮え切らない。
第一、
15分ほどしか乗らない通勤電車で、
どうしても見逃せない番組なんて、
ほとんどない。
録画しておけばいいだけだ。
こんなに使えぬのなら、
電話とiモードだの小型軽量機種がいいと、
探してみても、
どうもカメラとワンセグは必須らしい。
そんなワンセグが唯一重宝した時期がある。
買って間がないころ、
約1か月入院した時だ。
夜10時消灯までは談話室でテレビが見れるのだけど、
ぼくが見たいもっぱらNHKの番組は、
そのころから始まる。
布団をかぶってイヤホンで聞きながら、
電波を探りながら毎日のように1、2時間見るのが日課だった。
いつ退院できるのかも分からず、
寂しい入院生活の中、
本当にあの時だけは、
「これ買ってよかった」って思ったよ。
だから1年たって、
もう買い替えてもいいんだけど、
何となく手放せないでいる。
●「マイケル・ジャクソン生誕50周年記念ベストCD」が売り出されると知って笑った。単にマイケル50歳ってことでしょ。普通メモリアルアルバムって、死んでから「生誕100年」とか「没後50年」とかで出すよな。生きながら伝説になっちゃうんだね●読売新聞夕刊小説が今日から伊坂幸太郎「SOSの猿」になった。本屋大賞男。ちょっと読む気になった。ちなみにSOSってSAVE OUR SHIPの略って知らなかった。
2008年10月2日木曜日
合格
アフリカ版「男はつらいよ」という趣の、
Nスペ「悲しき雄ライオン」。
メスが狩ってきた獲物を、
タテガミ揺らして我が物顔で食べてる、
ぼくらがよく知っているオスライオンというのは、
群れのボスだけで、
大半のオスはサバンナを放浪してるんだって。
オスは狩りが下手なので、
放浪組は食いつなぐのがやっと。
イボイノシシ目当てに穴を一生懸命掘るのだけど、
途中で寝てしまってまんまと逃げられる様には、
思わず笑ってしまった。
しかしボスになれるか否かは、
放浪オスにとっては死活問題。
とりあえず空席待ちになるのだけど、
空席ができたからといって、
そこに座るまでがまた大変。
メスは、
その放浪オスがどれだけ強いのか、
じっくり値ぶみする。
この時点では完全な女性上位。
完全無視されてすごすご去っていく奴。
訳もなくメスに顔を張り倒されて、
呆然としている若い奴なんて、
見ていて同情してしまう。
とりあえず群れにとどまることを許されても、
必死でメスのあとをにくっついて、
ご機嫌うかがいばかり。
そして最後の試練は、
よその群れのオスとの決闘。
メスがわざと呼ぶんだから、
そうとうな慎重さというか、
徹底能力調査ぶりだ。
これらの難関を経て、
ようやくメスが合格を決め、
子供を宿すと、
途端に立場が逆転する。
メスは自分がしとめた獲物に手をつけず、
ボスに「差し出す」ようになるのだ。
オスもこうなったらデカイ顔で、
こびへつらっていた姿が嘘のように、
「キング」然としてくるから、
立場が人(いやボス)を育てるというのか、
変わり身が早いというのか。
それでも、
やっぱりボスの権威の原泉は「力」で、
病気にでもなろうものなら、
たちまちメスは次の強いオス探しをゴソゴソ始める。
偉そうにしていられるのも、
立ててくれるメスがいればこそなのである。
すべては種の保存のためであって、
イニシアチブは子供を宿すことのできるメスが握っているのである。
ヒトだって結局は一緒なんではないかなぁ。
こんな、
何年にも渡るドラマチックな群れの変遷を見ると
ライオンだって本能だけで生きているのではなく、
ちゃんとそれぞれの「考え」があるのだろうと思う。
人間のような「理屈」は言わないけど、
それなりの思考体系はあるはずだ。
ところで、
人間の考えというか意識は、
咽頭の発達、
つまり言葉を自由に喋れるようになったことが決定的なんだそうだ。
ヒトをチンパンジーを比べても、
決定的に違うのはそこ。
そうなると、
言葉をメロディーにのせて歌うってのは、
極めて人間的な行為なんだなと思う。
●合格と言えば、大学生の姪の就職が決まった。こっちがこのあいだ就職したばかりのような気がしていたのに●昨日のセッションの録音を、恐る恐る聞いてみた。なかなかいい感じになってきたと、自分では思う●「スクープ」はメディアスクラムの話などではなく、検察に踊らされて他人を傷つける記事ばかり書く女性新聞記者を描いた作品だと言い換えておく●久し振りに聞く歌があって、歌詞が以前と全然違う意味に聞こえたのに驚いた。驚いて涙が出た。
Nスペ「悲しき雄ライオン」。
メスが狩ってきた獲物を、
タテガミ揺らして我が物顔で食べてる、
ぼくらがよく知っているオスライオンというのは、
群れのボスだけで、
大半のオスはサバンナを放浪してるんだって。
オスは狩りが下手なので、
放浪組は食いつなぐのがやっと。
イボイノシシ目当てに穴を一生懸命掘るのだけど、
途中で寝てしまってまんまと逃げられる様には、
思わず笑ってしまった。
しかしボスになれるか否かは、
放浪オスにとっては死活問題。
とりあえず空席待ちになるのだけど、
空席ができたからといって、
そこに座るまでがまた大変。
メスは、
その放浪オスがどれだけ強いのか、
じっくり値ぶみする。
この時点では完全な女性上位。
完全無視されてすごすご去っていく奴。
訳もなくメスに顔を張り倒されて、
呆然としている若い奴なんて、
見ていて同情してしまう。
とりあえず群れにとどまることを許されても、
必死でメスのあとをにくっついて、
ご機嫌うかがいばかり。
そして最後の試練は、
よその群れのオスとの決闘。
メスがわざと呼ぶんだから、
そうとうな慎重さというか、
徹底能力調査ぶりだ。
これらの難関を経て、
ようやくメスが合格を決め、
子供を宿すと、
途端に立場が逆転する。
メスは自分がしとめた獲物に手をつけず、
ボスに「差し出す」ようになるのだ。
オスもこうなったらデカイ顔で、
こびへつらっていた姿が嘘のように、
「キング」然としてくるから、
立場が人(いやボス)を育てるというのか、
変わり身が早いというのか。
それでも、
やっぱりボスの権威の原泉は「力」で、
病気にでもなろうものなら、
たちまちメスは次の強いオス探しをゴソゴソ始める。
偉そうにしていられるのも、
立ててくれるメスがいればこそなのである。
すべては種の保存のためであって、
イニシアチブは子供を宿すことのできるメスが握っているのである。
ヒトだって結局は一緒なんではないかなぁ。
こんな、
何年にも渡るドラマチックな群れの変遷を見ると
ライオンだって本能だけで生きているのではなく、
ちゃんとそれぞれの「考え」があるのだろうと思う。
人間のような「理屈」は言わないけど、
それなりの思考体系はあるはずだ。
ところで、
人間の考えというか意識は、
咽頭の発達、
つまり言葉を自由に喋れるようになったことが決定的なんだそうだ。
ヒトをチンパンジーを比べても、
決定的に違うのはそこ。
そうなると、
言葉をメロディーにのせて歌うってのは、
極めて人間的な行為なんだなと思う。
●合格と言えば、大学生の姪の就職が決まった。こっちがこのあいだ就職したばかりのような気がしていたのに●昨日のセッションの録音を、恐る恐る聞いてみた。なかなかいい感じになってきたと、自分では思う●「スクープ」はメディアスクラムの話などではなく、検察に踊らされて他人を傷つける記事ばかり書く女性新聞記者を描いた作品だと言い換えておく●久し振りに聞く歌があって、歌詞が以前と全然違う意味に聞こえたのに驚いた。驚いて涙が出た。
2008年10月1日水曜日
スクープ
秋のDVD鑑賞第2弾は、
「スクープ~悪意の不在~」
ポール・ニューマン主演で、
シドニー・ポラック監督の1981年作品(原題ABSENCE OF MALICE
)だ。
真実を伝えるための報道が、
人を傷つけてしまうという、
今でいうところの、
メディア・クラッシュを扱っている。
ポール・ニューマンは、
彼の演技キャリアから言えば、
結果的に終盤にさしかかっていて、
ぼくとしてはスティングのような、
ウィットに富んだ、
ワルだけど憎めないというような役が好きだけど、
この映画では、
かなり硬派な演技を見せている。
で、
スクープといえば、
「SKOOP ON SOMEBODY」のボーカルを絶賛している人がいたことを思い出し、
YOUTUBEを覗いてみる。
平井堅的に非常に耳障りのよい発声で、
ゴスペル畑出身というのもうなずける。
何と「宇宙のファンタジー」を原キーでカバーしているじゃないか。
すごい音域だ。
一方で、
ミュージックフェアという音楽番組で、
エレファントカシマシと共演しているのがあって、
その中で宮本浩次が歌う「今宵の月のように」の、
ほとんど発声を無視したような強烈なボーカルも、
こりゃまたアリで、
心打つ歌について考えさせられる。
宮本氏はぼくより少し若いけど、
あのパワーは見習わねば。
ポール・ニューマンも還暦過ぎてアカデミー賞を獲った。
ぼくも頑張るぞー
と、
ひとり気合を入れながら、
ネットの旅で秋の夜は更ける。。。
●じゃず家セッション。新曲披露。とにかく歌詞を間違えずに済んだ(と思う)。衝動買いにしては気に入ったナイロンコートを着て、リュックを背負って帰ろうとしたら「どこの山に帰るんですかぁ」と聞かれた。
「スクープ~悪意の不在~」
ポール・ニューマン主演で、
シドニー・ポラック監督の1981年作品(原題ABSENCE OF MALICE
)だ。
真実を伝えるための報道が、
人を傷つけてしまうという、
今でいうところの、
メディア・クラッシュを扱っている。
ポール・ニューマンは、
彼の演技キャリアから言えば、
結果的に終盤にさしかかっていて、
ぼくとしてはスティングのような、
ウィットに富んだ、
ワルだけど憎めないというような役が好きだけど、
この映画では、
かなり硬派な演技を見せている。
で、
スクープといえば、
「SKOOP ON SOMEBODY」のボーカルを絶賛している人がいたことを思い出し、
YOUTUBEを覗いてみる。
平井堅的に非常に耳障りのよい発声で、
ゴスペル畑出身というのもうなずける。
何と「宇宙のファンタジー」を原キーでカバーしているじゃないか。
すごい音域だ。
一方で、
ミュージックフェアという音楽番組で、
エレファントカシマシと共演しているのがあって、
その中で宮本浩次が歌う「今宵の月のように」の、
ほとんど発声を無視したような強烈なボーカルも、
こりゃまたアリで、
心打つ歌について考えさせられる。
宮本氏はぼくより少し若いけど、
あのパワーは見習わねば。
ポール・ニューマンも還暦過ぎてアカデミー賞を獲った。
ぼくも頑張るぞー
と、
ひとり気合を入れながら、
ネットの旅で秋の夜は更ける。。。
●じゃず家セッション。新曲披露。とにかく歌詞を間違えずに済んだ(と思う)。衝動買いにしては気に入ったナイロンコートを着て、リュックを背負って帰ろうとしたら「どこの山に帰るんですかぁ」と聞かれた。
遺志
30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...
-
職場の椅子代わりに、 バランスボールを使うようになって、 だいたい一か月たった。 座っていることは苦痛でもなんでもないけど、 帰宅する道すがら、 ほどよい疲れを大腿部あたりに感じ、 ちょうど良い効果があると、 大満足していた。 先日の連休が明けて、 出社してみると、 まいボールが...
-
本日の只見。 オーシャンズシリーズの最新作。 サンドラブロックって結構好きな女優さん。 スピードとか、 グラビティとか。 今回は詐欺師の役。 スペシャリスト何人かで大きな盗みをやる的なのも、 基本的に好き。 ...
-
甲子園口北側のTSUTAYAが潰れ、 その後なにが出来るのかなぁ〜と思っていたら、 お隣のコンビニが引っ越して来た。 そして、 コンビニがあった場所がしばらく空いていたのだけれど、 先日突如、 ダイコクドラッグが入居することがわかった。 どうせ別のコンビニができ...