「ありふれた奇跡」が物足りなかったのは、
「おじいちゃん」的価値観、
言い換えると「昭和的」価値観が、
「平成的」価値観にあっさり白旗を上げたからだ。
昭和的価値観というのは、
主に昭和30年代以降の、
簡単に言えば「右肩上がり」指向と考えてもらえばいい。
平成までの約30年間、
日本人は誰もが何かしらの目標を掲げ邁進した。
そうしない人、
あるいは出来ない人は「人生の落伍者」として扱われた。
受験競争、
出世レース。。。
経済大国への道の果てがバブル崩壊だった。
平成になって20年の間、
大人は「右肩上がり」の夢が醒めず、
子どもは「右肩下がり」の日本しか見てこなかった。
いずれにせよ競争することは、
「むなしさ」しか生まなかった。
若者が競争ではないものに生き甲斐を見出そうとするのは、
当然かもしれない。
平成生まれの子どもが成人になる今、
二つの価値観は日本で共存している。
だから軋轢が生まれるのだが、
世代間の価値観の対立は、
どの時代でもどの国でもあることだ。
「ありふれた奇跡」ではその軋轢が、
軋轢というほどのこともなく、
平成的価値観の方にたやすく飲み込まれてしまった。
そこが面白くない。
おじいちゃん弱すぎなのである。
戦災孤児の骨身に染みた苦労はそんなもんなのか。
「草食系」の孫の思いつきにあっさり席を譲るのか。
昭和に生まれ育ち、
平成とともに社会人を送ってきたぼくは、
まさにその間で葛藤してきたというのに。。。
●ここまで書いて一階に降り、煙草を吸って考えた。どの世代もそれぞれの悩みや苦しみを抱えて生きている。心の窓を数センチ開いただけで、もう少し心の風通しよくしただけで人は変われるのではないか。月並みではあるがそういうことも確かに思う。でもやはり綺麗ごと過ぎないか。
2009年3月21日土曜日
2009年3月20日金曜日
用心
山田太一脚本の「ありふれた奇跡」が終わった。
無理やり丸く収めちゃった感じで、
期待していたような歯ごたえがなかった。
さりげない日常も奇跡の連続なのだということは分かる。
若者に期待したい気持ちも。
「君は一人じゃない」というメッセージも。
でも、
74歳の脚本家の本心はドラマの「おじいちゃん」が代弁しているのではないか。
信用できるのは血を分けた家族だけ。
他人はどん底になると結局裏切る。。。
戦災孤児として生き抜いてきた老人の信念だ。
だから子供を産めない女性と孫との結婚に反対する。
ところが今日の最終回で、
孫に「用心し過ぎると世界が広がらない」と食ってかかられると、
「自分の信念はどん底の常識。今はどん底じゃないから」と折れてしまう。
この折れ方があっさりし過ぎている。
まるで昼ドラみたいだ。
隠れて女装するのも、
子供ができないことも、
別れた夫婦がよりを戻すのも仕事がないことも何もかも、
他人に迷惑かけなきゃいいじゃないか。
世間体などクソくらえってか?
それではただの「平和ボケ万歳」じゃないか!
●「本当と嘘とテキーラ」はよかったが●陣内&紀香離婚へ。ぼくは藤原紀香を応援しているので、これはショックだった●WBC日本準決勝へ。イチローがあそこまで追い詰められていたというのも意外だった。
無理やり丸く収めちゃった感じで、
期待していたような歯ごたえがなかった。
さりげない日常も奇跡の連続なのだということは分かる。
若者に期待したい気持ちも。
「君は一人じゃない」というメッセージも。
でも、
74歳の脚本家の本心はドラマの「おじいちゃん」が代弁しているのではないか。
信用できるのは血を分けた家族だけ。
他人はどん底になると結局裏切る。。。
戦災孤児として生き抜いてきた老人の信念だ。
だから子供を産めない女性と孫との結婚に反対する。
ところが今日の最終回で、
孫に「用心し過ぎると世界が広がらない」と食ってかかられると、
「自分の信念はどん底の常識。今はどん底じゃないから」と折れてしまう。
この折れ方があっさりし過ぎている。
まるで昼ドラみたいだ。
隠れて女装するのも、
子供ができないことも、
別れた夫婦がよりを戻すのも仕事がないことも何もかも、
他人に迷惑かけなきゃいいじゃないか。
世間体などクソくらえってか?
それではただの「平和ボケ万歳」じゃないか!
●「本当と嘘とテキーラ」はよかったが●陣内&紀香離婚へ。ぼくは藤原紀香を応援しているので、これはショックだった●WBC日本準決勝へ。イチローがあそこまで追い詰められていたというのも意外だった。
2009年3月19日木曜日
事故
知人が交通事故に遭った。
同乗していた車が高速道路で横風を受け、
左の測壁に当たって跳ね返り、
今度は右の分離帯にぶつかって止まったという。
助手席の知人にけがはなかったが、
車は横転こそしなかったものの大破。
骨折した人もいたという。
大事故になっていても不思議ではなかった。
大学生だった時、
バイクごと車に当たって道路に投げ出された。
電柱に頭が当たった時、
ヘルメットが割れたと思った。
生きているということは、
そうした紙一重を何とかすり抜けているということだ。
事故に遭わなくたって、
電車に乗ったり町中を歩いていたりすれば、
人は常に命の危険にさらされている。
明日、
空から鉄骨が降って来ることは、
決して妄想なんかじゃない。
ぼくらは生きているのではなく、
一瞬一瞬を生き残っている。
●WBC。日本がけっぷち。今日は勝つと思うが。。。半々。
同乗していた車が高速道路で横風を受け、
左の測壁に当たって跳ね返り、
今度は右の分離帯にぶつかって止まったという。
助手席の知人にけがはなかったが、
車は横転こそしなかったものの大破。
骨折した人もいたという。
大事故になっていても不思議ではなかった。
大学生だった時、
バイクごと車に当たって道路に投げ出された。
電柱に頭が当たった時、
ヘルメットが割れたと思った。
生きているということは、
そうした紙一重を何とかすり抜けているということだ。
事故に遭わなくたって、
電車に乗ったり町中を歩いていたりすれば、
人は常に命の危険にさらされている。
明日、
空から鉄骨が降って来ることは、
決して妄想なんかじゃない。
ぼくらは生きているのではなく、
一瞬一瞬を生き残っている。
●WBC。日本がけっぷち。今日は勝つと思うが。。。半々。
2009年3月18日水曜日
自我
人は起きている時も夢を見続けているのではないか。
先日書いたことが引っかかる。
脳の仕組みをPCにたとえるのは、
便利すぎて誤っているかもしれないけど、
ネットを閲覧したり文章を書いたりしている間にも、
PCは勝手にプログラムの更新をしていたりする。
同じようなことが脳の中でも起きているのではないか。
今こうして考えている自分とは別に、
脳は独自で何事かを考え判断しているかもしれない。
寝ているという状態は、
単に「ぼく」というプログラムが閉じられているだけで、
脳そのものはシャットダウンすることはないのではないか。
それが夢という状態なのではないか。
無意識と言い換えれば分かりやすいだろうか。
本当の「ぼく」とは、
こうして文章を打っているこの意識ではなく、
休むことなく生起し続ける無意識の方ではないのか。
俗に言う無の境地とは、
意識と無意識が統合している状態、
あるいは本来の「ぼく」である無意識が意識を凌駕した状態ではないか。
今のぼくは「仮想自我」といえまいか。
先日書いたことが引っかかる。
脳の仕組みをPCにたとえるのは、
便利すぎて誤っているかもしれないけど、
ネットを閲覧したり文章を書いたりしている間にも、
PCは勝手にプログラムの更新をしていたりする。
同じようなことが脳の中でも起きているのではないか。
今こうして考えている自分とは別に、
脳は独自で何事かを考え判断しているかもしれない。
寝ているという状態は、
単に「ぼく」というプログラムが閉じられているだけで、
脳そのものはシャットダウンすることはないのではないか。
それが夢という状態なのではないか。
無意識と言い換えれば分かりやすいだろうか。
本当の「ぼく」とは、
こうして文章を打っているこの意識ではなく、
休むことなく生起し続ける無意識の方ではないのか。
俗に言う無の境地とは、
意識と無意識が統合している状態、
あるいは本来の「ぼく」である無意識が意識を凌駕した状態ではないか。
今のぼくは「仮想自我」といえまいか。
2009年3月17日火曜日
猶予
嫌なことを後回しにしたいのは人情だけど、
やらねばならない事もある。
良識ある人は、
グズグズしているようでいて、
実は内容をちゃんと把握している。
だから自分なりのタイムリミットがあって、
ギリギリであれ滑り込みであれ、
何とか間に合わせるものだ。
ところがぼくは見て見ぬふりをする。
当然やるべき事の内容も把握していない。
そのくせ周囲には「大丈夫。一日あれば片づくから」
などとうそぶいてみせる。
実のところ本人も薄々「こりゃヤバい」と感じている。
不安は不機嫌となって少しずつ堆積し、
頂点に達してようやく、
こわごわ中を覗く。
そして、
ありゃりゃ絶対間に合わないじゃないかと天を仰ぐのである。
何の因果か「確定申告」をせねばならず、
今日が最終日だった。
沢山稼いだわけではない。
そういえば昨年マンションを売った。
税務署からはかなり前に封筒が届いていたが、
開けたのは昨晩。
税務関係の意味不明の単語を見ただけで、
というより用紙を一瞥しただけで、
頭がくらくらして寝てしまった。
学生の時、
冷蔵庫の中で腐った食べ物を処分するような気分だ。
でもどうやら不動産を売って「損」した人は、
日付と金額だけを書けばよいらしい。
いや正確には、
よいことにしてしまった。
今朝になって資料をかき集める。
何とか書き込んで投かんしたけど、
本当はそれでは全然ダメなのかもしれない。
でもそれならそれで、
いずれ税務署から何か言ってくるだろう。
その時はその時。
肩の荷は無理やり降ろした。
●今日は久々、西宮北口「CornerPocket」にて。
やらねばならない事もある。
良識ある人は、
グズグズしているようでいて、
実は内容をちゃんと把握している。
だから自分なりのタイムリミットがあって、
ギリギリであれ滑り込みであれ、
何とか間に合わせるものだ。
ところがぼくは見て見ぬふりをする。
当然やるべき事の内容も把握していない。
そのくせ周囲には「大丈夫。一日あれば片づくから」
などとうそぶいてみせる。
実のところ本人も薄々「こりゃヤバい」と感じている。
不安は不機嫌となって少しずつ堆積し、
頂点に達してようやく、
こわごわ中を覗く。
そして、
ありゃりゃ絶対間に合わないじゃないかと天を仰ぐのである。
何の因果か「確定申告」をせねばならず、
今日が最終日だった。
沢山稼いだわけではない。
そういえば昨年マンションを売った。
税務署からはかなり前に封筒が届いていたが、
開けたのは昨晩。
税務関係の意味不明の単語を見ただけで、
というより用紙を一瞥しただけで、
頭がくらくらして寝てしまった。
学生の時、
冷蔵庫の中で腐った食べ物を処分するような気分だ。
でもどうやら不動産を売って「損」した人は、
日付と金額だけを書けばよいらしい。
いや正確には、
よいことにしてしまった。
今朝になって資料をかき集める。
何とか書き込んで投かんしたけど、
本当はそれでは全然ダメなのかもしれない。
でもそれならそれで、
いずれ税務署から何か言ってくるだろう。
その時はその時。
肩の荷は無理やり降ろした。
●今日は久々、西宮北口「CornerPocket」にて。
2009年3月16日月曜日
真摯
ポメラを使ってよいと思うのは、
文章「しか」打てないことである。
PCではこうはいかない。
まずPCはネットにつながるわけで、
その気になれば相当突っ込んだことまで調べられる。
深入りすると一時間ぐらいあっという間だ。
知識が増えるのは善し悪しで、
調べているうちに色んな見解を知る。
巧みな表現に感心しているうちに、
自分の率直な思いが書けなってしまう。
これでは本末転倒だ。
公開するものだから節度は必要だが、
多少の誤解や独善が許されるのがブログ「らしさ」でもある。
「正確」かつ「公平」であろうと八方気を使うのは、
新聞などに任せればいい。
「ちゃんとしている」必要はない。
さらにポメラは、
YouTubeを見ることもゲームで遊ぶこともできない。
電子辞書さえないのである。
わき目もふらずひたすら文章を打つしかない。
引用もデータもなし。
この頭の中に今ある思いだけで勝負する。
それも案外楽しいものだ。
●本日は近所の喫茶店にて●写真家森山大道のドキュメントをNHKで。彼が得意とするコントラストのキツイ白黒写真は好きだ●テリー伊藤と麻生総理が対談。しかもNHKで。似た者同士、ということか。
文章「しか」打てないことである。
PCではこうはいかない。
まずPCはネットにつながるわけで、
その気になれば相当突っ込んだことまで調べられる。
深入りすると一時間ぐらいあっという間だ。
知識が増えるのは善し悪しで、
調べているうちに色んな見解を知る。
巧みな表現に感心しているうちに、
自分の率直な思いが書けなってしまう。
これでは本末転倒だ。
公開するものだから節度は必要だが、
多少の誤解や独善が許されるのがブログ「らしさ」でもある。
「正確」かつ「公平」であろうと八方気を使うのは、
新聞などに任せればいい。
「ちゃんとしている」必要はない。
さらにポメラは、
YouTubeを見ることもゲームで遊ぶこともできない。
電子辞書さえないのである。
わき目もふらずひたすら文章を打つしかない。
引用もデータもなし。
この頭の中に今ある思いだけで勝負する。
それも案外楽しいものだ。
●本日は近所の喫茶店にて●写真家森山大道のドキュメントをNHKで。彼が得意とするコントラストのキツイ白黒写真は好きだ●テリー伊藤と麻生総理が対談。しかもNHKで。似た者同士、ということか。
2009年3月15日日曜日
絶句
ブログを公開し終えたのに表示できない。
昨夜の出来事だ。
「アドレス違いです」というような表示とともに、
似たアドレスが紹介されている。
「住所をお間違いではないですか」という訳だ。
示されたアドレスは「takashiro」。
「h」が「k」になっている。
当ブログと一字違いだ。
このアドレスは一体何だろうと、
自分のブログが表示されない問題はひとまずおいて、
クリックしてみた。
環境音楽のようなBGMが流れる中、
海外らしき風景写真が5秒間隔ぐらいで移り変わる。
素人写真だけど割に趣味が合うなと眺めていた。
しばらくすると、
どうやらこれは誰かの結婚記念らしいことが、
時折挿入される英文から分かってきた。
そういえば昔々、
新婚旅行した時に写真を撮りまくってカレンダーを作ったっけ。
誰か知らないが、
こんなものを作ってネットで公開するなんて、
よっぽ嬉しいんだろう。
はしゃぎぶりが微笑ましい。
そんなことを思いながら3分ほど経った。
スライドショーの最後、
画面に映し出された文字で全てが分かった。
高城剛&沢尻エリカ
ちぇっ。
●ということは、高城氏のブログを見たい人がこのブログに迷い込むこともあるのかもしれない●自分のブログの問題は、何回かリトライしたらちゃんと表示された●今日は元町jamjamでご機嫌なジャズを聞きながら打ってみた。
昨夜の出来事だ。
「アドレス違いです」というような表示とともに、
似たアドレスが紹介されている。
「住所をお間違いではないですか」という訳だ。
示されたアドレスは「takashiro」。
「h」が「k」になっている。
当ブログと一字違いだ。
このアドレスは一体何だろうと、
自分のブログが表示されない問題はひとまずおいて、
クリックしてみた。
環境音楽のようなBGMが流れる中、
海外らしき風景写真が5秒間隔ぐらいで移り変わる。
素人写真だけど割に趣味が合うなと眺めていた。
しばらくすると、
どうやらこれは誰かの結婚記念らしいことが、
時折挿入される英文から分かってきた。
そういえば昔々、
新婚旅行した時に写真を撮りまくってカレンダーを作ったっけ。
誰か知らないが、
こんなものを作ってネットで公開するなんて、
よっぽ嬉しいんだろう。
はしゃぎぶりが微笑ましい。
そんなことを思いながら3分ほど経った。
スライドショーの最後、
画面に映し出された文字で全てが分かった。
高城剛&沢尻エリカ
ちぇっ。
●ということは、高城氏のブログを見たい人がこのブログに迷い込むこともあるのかもしれない●自分のブログの問題は、何回かリトライしたらちゃんと表示された●今日は元町jamjamでご機嫌なジャズを聞きながら打ってみた。
遺志
30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...
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台風20号が近づいている。 明日は午後4時から間引き運転に入って、 夜の8時には運行を終えると車内アナウンス。 不要不急の外出は控えるようにテレビは言う。 一方で、 早めの避難をとも言う。 ここにちょっと矛盾を感じる。 家でじっとしていたら、 いつ...
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本日の只見。 オーシャンズシリーズの最新作。 サンドラブロックって結構好きな女優さん。 スピードとか、 グラビティとか。 今回は詐欺師の役。 スペシャリスト何人かで大きな盗みをやる的なのも、 基本的に好き。 ...