2013年5月12日日曜日
主役
オペラ「メリー・ウィドゥ」。
盟友Tの君がなんとオーディションで主役ダニロを射止めた。
これは行くしかないでしょ。
大阪・上本町の大阪国際交流センターは、
キャパ1000人がほぼ満席の状態。
オーケストラボックスのあるオペラ鑑賞なんて、
ぼくは初めて。
もちろんこのメリー・ウィドゥも初見。
でもあらすじ自体はとっても分かりやすく、
予備知識なしでも十分理解できた。
Tの君は中学生時代にブラスバンドにいたものの、
声楽は素人だった。
それがこの10年ぐらい(?)
オペラに魅せられ努力を重ねて来た。
とはいえ、
音大出が当たり前の配役の中で、
彼の履歴ははっきり言って「異色」だろう。
それがついに主役だというのだから、
ただただ恐れ入る。
歌も演技も、
彼の温かみのある人柄がよく出ていた。
素人の想像だけど、
実力だけでいえば彼より上の人はいくらでもいるだろう。
でも彼の演じるダニロは、
いわゆる「オペラ」で連想する声や演技とはひと味違っていて、
ぼくはそれがとてもよかったと思った。
つまり彼じゃなきゃできないダニロだったのだ。
抜擢した演出家(?)も偉いと思うけど、
その期待に応えた彼を誇りに思う。
と同時に、
ジャズボーカルを志すぼくにしてみれば、
同じ夢を追う男として、
やるしかないでしょって感じ。
ありがとう!
●終わってからはさながら同窓会。帰宅は午前様になりました。写真も撮ったのだけど、サイズが大きすぎるので、後日おいおい載せます。
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