2014年3月2日日曜日

俯瞰

3度目の311が近づいて来て、
テレビでも特集を始めている。

Nスペでは、
当時の自衛隊や消防のヘリからの映像を、
あらためて検証していた。

「津波が見えます。高さは約5メートル」

淡々とレポートしてるんだけど、
住宅が飲み込まれる様子に思わず、

「あ、あー」

みたいな言葉が入っていて、
身につまされる。

たった3年しかたってないのに、
震災の方ははや色あせて来ている。

もちろん現地は違うはずだけど。

阪神大震災からは19年がたった。

原発事故の方はまだまだ現在進行形だ。

放射能漏れは全然止まらず、
溶けた燃料の回収はメドすら立たない。

国内の原発はすべて止まり、
それでも電力不足などは一向になく、
なのに再稼働の動きだけが着々と進む。

脱原発を訴えた元総理は都知事選で落選し、
世論は河野談話の見直しとかなんとかの方に、
目がいきがちだ。

ヘリからの映像のように、
日本のおかれた状況を俯瞰して見ないといけない。

それは自分自身についても同様だ。

過去から現在までの自分を俯瞰し、
未来の進む道を想像する。

その作業は怠ってはいけない。

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