3度目の311が近づいて来て、
テレビでも特集を始めている。
Nスペでは、
当時の自衛隊や消防のヘリからの映像を、
あらためて検証していた。
「津波が見えます。高さは約5メートル」
淡々とレポートしてるんだけど、
住宅が飲み込まれる様子に思わず、
「あ、あー」
みたいな言葉が入っていて、
身につまされる。
たった3年しかたってないのに、
震災の方ははや色あせて来ている。
もちろん現地は違うはずだけど。
阪神大震災からは19年がたった。
原発事故の方はまだまだ現在進行形だ。
放射能漏れは全然止まらず、
溶けた燃料の回収はメドすら立たない。
国内の原発はすべて止まり、
それでも電力不足などは一向になく、
なのに再稼働の動きだけが着々と進む。
脱原発を訴えた元総理は都知事選で落選し、
世論は河野談話の見直しとかなんとかの方に、
目がいきがちだ。
ヘリからの映像のように、
日本のおかれた状況を俯瞰して見ないといけない。
それは自分自身についても同様だ。
過去から現在までの自分を俯瞰し、
未来の進む道を想像する。
その作業は怠ってはいけない。
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