先日のNHKトップランナーに、
成海璃子という16歳の女優が出ていた。
彼女の作品はひとつも見たことはないし、
トーク番組も初出演そうだ。
HPを見たところ、
年齢にしては大変なキャリアだ。
話はいろいろ興味深かったけど、
ぼいうには彼女の「黒目」と「白目」のコントラストが印象的だった。
いわゆる「目力」というのとは違う、
吸い込まれてしまう感じだ。
話は飛ぶが、
黒目といえば、
動物の中で白目がある(正確には露出している)のは人間だけだそうだ。
人間以外の動物では、
相手に視線を悟られるのは非常に危険なんですね。
弱肉強食の世界では、
どこを見ているか相手にバレないようにするのは、
自己防衛なんですね。
だから弱肉強食を脱した人間だけが白目を堂々とさらして、
さらにそれをコミュニケーションに使うようになったと。
そこで成海さんなんだけど、
演技が天才的ということになっていて、
確かに番組で紹介された映画やCMの一部を見ただけでも、
とっても魅力的な雰囲気をもっていることはわかった。
たださっきの話を援用すれば、
本人の演技力もさることながら、
あの印象的な「黒目」が、
見る者の想像力をかきたてる部分も大きいのではないかと思った。
吸い込まれるようなっていうのかな。
見られるだけで、
みすかされているような気にさせる。
「包容力」のある視線だ。
「この人、何考えてんだか」っていうのと、
紙一重にも思えるけど、、、
そんなことを考えていたら、
今日の「東京カワイイTV」では、
流行りの「ゆるキャラ」について触れていて、
それによると、
人気キャラを生むコツは、
目を真っ黒の丸にする(つまり●)ことだと、
専門家が言っていた。
その方が、
持ち主が感情移入しやすいのだそうだ。
なるほど、
サングラスの人がミステリアスに見えるのも、
白人が日本人の黒目を、
「ミステリアス」と感じるのも、
そういうことなのかと、
一人合点がいった次第。
付け加えれば、
グラサンのヤクザがおっかないのも、
本音が見えない点にあるのだろう。
そういえば、
最近の女の子のメークは、
目に力点を置いているけど、
基本は強調しながら逆にぼかしているということなんだ、
きっと。
成海さんは、
いわゆる芝居するということには抵抗があるような、
そんな口ぶりだったが、
成海さんの今後どう変化していくかには要注目だ。
●最近の映画作りは、ビデオの普及で、制作方法が随分変化しているようだ。魅力的な人を、台本無視で長回しで何十時間も撮って、あとから自然な「いい表情」とつなぎ合わせるみたいな。その方法には従来の演技論を根底から覆す要素がある●今日は珍しく午前中から活動した。よって眠いzzz
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