新型インフルエンザの「恐怖」が、
一般にも浸透してきた。
なにせ、
あの母でさえ、
「パンデミック」なんて言葉を知っているくらいだ。
本当に分かっているかどうかは別にして。
しかし、
知り合いの医師に言わせると、
「騒ぎ過ぎの印象」に映るらしい。
ぼくの理解ではこういうことだ。
今恐れられている新型ウイルスは、
「強毒性」といって、
潜伏期間が短く、
感染したらあっという間に発症する。
確かにかかったら非常にヤバいのだが、
「他人にうつす」という点に限れば、
潜伏期間の長い「弱毒性」に比べて、
危険度は低いらしい。
だから、
「感染爆発」にはなりにくいのだそうだ。
ちなみに、
1918年から翌年にかけて世界中で流行り、
日本でも5500万人の人口のうち39万人が死亡したという「スペイン風邪」は、
「弱毒性」。
もちろん、
普通の風邪だって、
かからない方が「いいに決まってる」から、
マスクや手洗い、
うがいが「不要」な訳ではもちろんない。
だから、
知人もそういった話を積極的にしている訳ではない。
あくまで「騒ぎ過ぎの印象」と言っているのだ。
そりゃあ、
今の状況で、
「新型インフル、怖がりすぎですよアハハ」とは、
よほど偏屈な医師でない限り言わないだろう。
でも、
そうやって、
どんな権力でも暴力でもなく、
いつの間にか異見が「封殺」される事もまた「怖い」。
「念のため」
「悪い事じゃない」
「大人気ない」
「そうしとけば間違いない」。。。
そういう何気ない「善意」の積み重ねが、
時に思わぬ暴走を生む原因であることも、
忘れちゃいけないと強く思う。
●といいながら、ぼくは毎日、使い捨てマスクをして外出する。マスク屋さんは大儲け。
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