2009年2月14日土曜日

愛着

朝日放送「探偵ナイトスクープ」を、
本当に久しぶりに見たら、
27年来愛用のスウェットが手放せない男が出ていた。
依頼人は彼の家族で、
みっともないから新しいのに変えさせたいのだという。

襟元はだらしなく広がり、
足の方は擦り切れてしまっていて、
本当に「限界」って感じなんだけど、
彼は頑として手放さず、
毎日部屋着として愛用しているという。



その気持ち、
すっごい分かるんだなぁ。
彼はいろいろ理由を説明していたけど、
要は、
他人にどう見えようと、
自分ではその姿が気に入っているんだと思う。
そのスウェット込みで「自分」であって、
別のだったら自分が「他人」になってしまうように感じてるはずだ。

彼の家族は、
妻が買った新品の方がいいと口をそろえるのだが、
ぼくには「ボロ」の方が「彼らしい」と思えた。
こういう「こだわり」は、
きっと男の方が強い。
いいじゃないか、
本人が気に入ってるんだったら(怒)



結局、
取り上げられちゃったんだけど、
相当辛かったろうなぁ。
こっちまで悲しかったよ。。。


●ナイトスクープの「ナイト」も夜ではなく騎士だと、今日初めて知った。映画「ダーク・ナイト」と同じだ●13日付け朝日新聞夕刊で二つ収穫があった。ひとつは巨人の新人大田の記事から岡崎2軍監督の言葉。「基本、基本と簡単に言うが、基本こそがプロにしかできない究極のテクニック。彼は今、一番難しいことに取り組んでいる」。もうひとつは、プロゴルファー石川遼の連載の一文。「あえて遠回りできるのも17歳の特権だろう」●思いがけずクラプトンのライブに行くことになった。至福の2時間。

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