2009年2月25日水曜日

坩堝

何かと話題の「2ちゃんねる」。
世界最大規模の電子掲示板である。
といっても殺人予告や未成年加害者の写真流出など、
もっぱら悪いイメージしかなく、
この10年「まとも」に利用することはなかった。

「まとも」というのは、
何かを検索すると必ずこの「2ch」の掲示板がヒットして、
つい見てしまうという事でしか知らなかったということだ。



「正面玄関」から入ったのはつい最近のことで、
まったく「遅ればせながら」ということなのだが、
少しコツを飲み込むとなかなかに興味深い。

政治経済から芸能ネタまで、
実に様々な分野で多くの意見が交わされている。
玉石混交
誹謗中傷
意味不明
針小棒大。。。
情報の「九龍城」の趣だ。



足を踏み入れてみたものの、
話半分いやそれ以下と承知で眺めているだけだが、
どこかに驚くような情報がありそうな期待もあって、
つい見入ってしまう。
警察も組織的にこのサイトを監視しているようだが、
それもうなずける。

無数の「名無し」による言葉の濁流。
自己主張のオンパレード。
何でもありでありながら、
話の流れが全くないのかというと、
そうでもないようで、
蛇行しながらも進んでいき、
人々の関心が薄れるのとともに、
蒸発するように自然と消えていく。




言論の坩堝。


●しかし「2ちゃんねる」の語源は関西人には分かりにくい。

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