2008年9月17日水曜日

国の宝

「名医」番組が大流行だ。

いろんな分野で、
人一倍の努力で腕を磨き、
時には手術道具まで考案して、
世界中から尊敬を集める。

今夜のNHKプロフェッショナルも、
内視鏡を使った大腸がん検診の名医を取り上げていた。
通常なら開腹手術するケースでも、
技術を尽くして、
より患者のダメージを少なくする。
「患者を家族だと思って最善を尽くす」のだそうだ。

「神の手」としばしば呼ばれるこれらの医師は、
当然の如く、
めちゃめちゃ忙しい。
他の医師が投げだした、
あるいは名声を聞きつけた患者が、
全国から駆けつける。
時には医師自ら全国の病院に出向く。

ところが、
医者の不養生とはよく言ったもので、
以前見たある名医は、
十数種類の薬が手放せなかったし、
今日の名医も、
検診の隙を見て食べていた昼食は、
病院の購買部の弁当。
他県の病院への移動もローカル線を使っていた。

どうにかならないのかなって思う。

こんな人たちは人間国宝にでも認定して、
まず、
病院の煩瑣な事務から解放する。
全国の移動はヘリ、
専門の栄養士をつけて、
給与も十二分にあげて、
心おきなく患者を診て、
少ない休日も、
心からリラックスできるよう最大限の配慮をする。

その技術と情熱を、
若い医師に伝えることだけに専念して欲しい。

税金で何とかならんか?


●じゃず家セッション。力を抜くコツが少しつかめたように思う●東京カワイイTV。女の子に流行の「盛り」はクレオパトラの時代からとか。いや、この番組は面白い。

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