英国内には監視カメラが420万台も設置されている。
ネット情報だから、
確かとは言えないけど、
少なくとも各国の中で突出していることは間違いない。
そういえば、
先日みたナショナル・トレジャー2にも、
主人公がお宝のありかを示す木片を奪われそうになり、
わざと信号無視をして監視カメラに撮影させるという、
荒業的なシーンがあった。
日本でも、
治安の悪化に比例するように、
その数は急増していることは、
実感としてある。
最近では、
事件解決の手がかりになることも少なくない。
TVでみたのだけど、
英国では、
犯罪の一部始終が監視カメラにとらえられていても、
警察は慌てたりしない。
次々と場所を変えて捉えられる犯人を、
じっとモニター画面で追跡し、
落ち着いたところでハイ御用となる。
何でかんでもうまくいく訳でもあるまいが、
切り札ではある。
公園で母親がトイレに行っているわずかの隙に、
小1の男の子が絞殺される事件が、
福岡市の公園で起きた。
この公園には監視カメラはなかったといい、
今後また、
一気に増えることは間違いないだろう。
にもかかわらず、
監視カメラ大国に嫌悪感を憶える、
ぼくの感覚は、
たぶん間違っていない。
その本質はなんだろうと、
かんがえているのだけど、
どうにも的確に表現できない。
これまでも言ってきたように、
ただ長生きさえすれば、
とにかく安全でさえあれば、
そのためには手段を選ばずという、
国の姿勢が気に入らないのかもしれない。
国民の生命や財産を守ることは、
国の大切な役割だろう。
そのことに異論はないけど、
経済分野では自己責任を強調しつつ、
また、
振り込め詐欺の一つも満足に減らせないような国が、
知らず知らず国民を総監視下に置くというような事は、
ぼくには「あなたの幸せのため」という美名を借りた、
人権侵害だとも思えるのだ。
そもそも国ってなんだろう。
ぼくは確かにこの国に生まれ育ち、
DNAレベルから日本民族ではある。
でも、
五輪で感動したのは、
日の丸が揚がったからでも、
君が代が流れたからでもない。
選手に感情移入するからだ。
どこの国の選手であっても、
感動する時はする。
この土地に住み、
働いて税金を納め、
もちろん恩恵を受けているのだが、
国という概念が国民よりも上位であるかのような、
そんな感触が嫌いなのだ。
つまり、
権力というものが。
●あまりに悲惨な事件だったので、テンションが上がってしまった●ドトールのマンゴーミックスジュースが販売終了になってしまった。残念●カラオケボックスの半額メールが連日届く。そんな日に限って行けなかったりする。
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