2008年10月10日金曜日

節穴

ノーベル物理学賞に輝いた、
「小林、益川理論」って何だろう。

NHKクローズ・アップ現代に両氏がそろって出ていたので、
見てみた。

どうやら、
宇宙の発生「ビッグバン」を解き明かすには、
「CP対称性の破れ」という現象を説明せねばならず、
そのためには、
物の最小単位「素粒子」が6種類必要だと最初に説明した人たちらしい。

論文を発表した1973年時点では、
素粒子は3つしか見つかっておらず、
そういう意味で当時としては「予測」だったが、
その後、
4つ目以降が実際に確認され、
ついに6つ全部がそろって、
両氏の予測が正しかったことが裏付けられた(ということらしい)。

理屈の究極みたいな話だけど、
これが机上の空論ではなく、
現実だったという話だ。

そんなことが分かってどうするなどと、
野暮なことは言わないけど、
137億年前にビッグバンで宇宙ができたとして、
じゃあ、
その前はどんな状態だったの?
という疑問は、
小学生でも思い浮かぶと思う。
科学はそこまで説明できていない(はず)。

それにしても論文発表時、
小林氏は28歳、
益川氏は33歳だったという。
若き2人の達成からノーベル賞まで、
35年というのはいくらなんでもねぇ。
南部氏もしかり。

クラゲを何万匹も捕まえて、
蛍光タンパク質を発見した下村氏もまた、
受賞までに30年以上かかっている。

功労賞じゃないんだから。

国民的慶事で素直に喜べばよいのかもしれないけど、
美空ひばりに今更最優秀歌唱賞を贈っているようで。
80歳超えて1億円もらっても。。。

ノーベル賞、
節穴じゃないか?


●「風のガーデン」。のっけから緒形拳の遺言のようで、つらいやら、でも見たいやら●巨人連覇、きょう達成か●昨日は暖房、今日は冷房。風邪に気をつけましょう●ダイアナ・クラールベストを買ってしまった。

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