2008年10月20日月曜日

刺激的

何年かぶりに行楽した。

朝一でマイクロバスに乗り、
日本海へ向かった。

以前、
丹後半島に住んでいたことがあるので、
舞鶴道がなつかしい。
今はなきスカイラインで何度往復したことか。

紅葉にはまだ早かったけど、
山々に囲まれる景色の移ろいに、
様々な思い出がよみがえる。

出石そばのコースで満腹になり、
豊岡でコウノトリを拝見した。

心身リフレッシュ充電完了。

だもんで、
その勢いで夜は一人で北堀江のカフェバーへ。

知り合いが出演するライブを予約していたのだ。

初めて行くそのカフェは、
おしゃれな人が多くて、
半分ぐらいは外人。
行楽帰りの僕はプカプカ浮いていた。

しかしライブは最高で、
酔っ払った若い女性数人などは、
ワイングラス片手に踊っている。

といっても、
実はそんなに酔っていないのだろう、
フニャフニャしていても、
ちゃんと人にはぶつからず、
ワインもこぼさない。

少し踊ると、
カウンターの僕の隣の女性と、
何かご機嫌に話しはじめた。

でもどうやら赤の他人のようだ。

彼女は、
この世の陽気を一人占めしたように楽しげで、
見ていて決して悪い気分ではない。


演奏もますます快調だ。


そしてついに、
隣の女性と話し終えた彼女が、
トニックウォーターを飲んでいるぼくを見た。

一瞥して一言、



「教授みたい。あはは」



「?????????」



気の利いた言葉の一つも出せないぼくを尻目に、
彼女は、
くるりと向きを変え、
また踊りはじめた。



やっぱり眼鏡やめようかな。

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