2008年10月28日火曜日

納得

梅田に出たついでに、
福岡伸一の新著を買おうと、
紀伊国屋へ行った。

ビッグマンに向かって左側から入り、
雑誌売り場の人ゴミを抜け、
文庫コーナーへ。
目的の新書はその先だ。

その時。




「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」
「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」
「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」
「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」「凍」




という光景が目に入った。
沢木耕太郎の「凍」が文庫化され、
棚いっぱい平積みされている。

ぼくが24日に買ったのは、
単行本だ。





あの時、
すでに文庫化されてたのか、
ぼくは知らない(知りたくない)。
されていても、
ジュンク堂の店員が、

「あのぉこれ文庫になってますけどいいんですか?」

などと聞いてくれるわけない。

以前のぼくなら、
絶対に悔しがっただろうが、
今日は、
不思議なほど何とも思わなかった。

確かに値段は三分の一。
「損」といえばそうだ。
でも、
後悔している時間の方がもっともったいない。
今はそう思う。

あの日、
たまたま入ったジュンク堂で、
ぼくは単行本の「凍」に出会ったのだ。
そして一気に読んで満足した。

それでよかったんだ。

でも、
もし買っただけで未読だったら、
凹んだだろうなぁ。

よかった。

読んどいて。


●今日のNHKトップランナーは女性フリークライマーだった。これも何かの縁か●久しぶりのミスターケリーズで川本睦子さんの歌を初めて聞いた。とっても自然な歌い方で、好感度大●で、買った新書の題は「できそこないの男たち」期待度大●今終わったプロフェッショナルの再放送で、作り笑いでもプレッシャーは減ると茂木先生。さっそく取り入れよう●さぁ、火曜は「じゃず家」セッション。結果報告乞うご期待。

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