2008年10月12日日曜日

裸眼

時間つぶしに入った喫茶店で、
「anan」を開いたら、
近視矯正手術が20~30万円と書いてある。

えっ

本当にそんなに安くなってるのか。

「本当に」というのは、
以前それぐらいの値段だと聞いたことがあり、
ぼくは「そりゃひとケタ間違ってる」と、
笑ってしまったことがあったからだ。

10分間で済んで、
日帰りできて、
年間10万人が受けているのだと、
その記事には書いてあった。
どうやら、
知らない間に価格破壊が進んだらしい。


知り合いの若い女の子にも聞いてみた。
料金は実際はもっと安く、
手術を受けた友達は、
「世界が変わった」と大喜びしているという。

俄然、
手術を受けたくなってきた。
ぼくはドが付く近眼で、
おまけに左は乱視だ。

今年は2個もメガネを作ったのに。

就職祝いの食事の席で、
姪にその話をしたところ、
「私も受けたい」と大乗り気だ。
叔父が先に試すのも悪くない。

でもな。

今のぼくが裸眼で、
24時間クッキリ見えるようになって、
鏡に向かったら、
見たくもない皺や、
たるん体や、
白髪まじりの頭が、
容赦なしに目に入ってくる。

若い子はいい。
でも不惑も越した男には、
今更見なくていい現実もあるんじゃないか。

もう一度近眼に戻してくれと、
思いはしないか?

悩みどころだ。


●いつもの場所に行ったら、ちょっとタイミングが悪くて知り合いに会えず、寂しかった●やっと髪を切った。少しすっきりした●美容院で洗髪してくれた女の子に「格好いいですね」と言われた。お世辞と分かっていても、嬉しいものだと、食事会で話したら、だれからも異議なし。やっぱりお世辞だったのか●三浦和義が自殺!これは驚いた。自殺とは対極にある人だと思ってた。少し可哀そうに思えた。

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