2008年11月4日火曜日

信じる

ラマチャンドランの幻肢についての本や、
錯視について書かれたものを読むと、
ぼくの脳など、
本当にヤワイものだなと思う。
ほんのちょっと傷ついたり、
わずかな量の薬物を摂ったりしただけで、
人格さえ簡単に変わってしまう。
脳をだますのもたやすい。

脳科学を聞きかじると、
「ぼく」なんてそんなものか、
すべては脳内現象で、
ぼくはその「外」には出られないのかと少し悲しい。
それでも「外」の気配ぐらいは感じてみたいから、
あれこれもがく。

何かを信じる、
信じ切るには、
体を使うしかない。
理屈なんて役立たずだ。
「体中の細胞すべてを信じさせる」ぐらいの情熱と繰り返しで、
自分で自分をねじ伏せるしかない。
説を信じるためには、
本だって体で読まねばならない。

何かを自分から信じていかないと、
「だれかに、いつのまにか信じ込まされたまま」死んでしまう。
それは怖いことだ。


●TKに逮捕状。栄枯盛衰●リビングのTVがいよいよ駄目だ。親父の一周忌が済んだら買うことになりそう。母はすでにパンフレットを取り寄せた。「何型がいい?」と尋ねるので「50肩なんやから50型にしたら」と答えると、意外に受けた●おやすみなさい。

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