「0系」がもうすぐ姿を消す。
団子っ鼻の初代ひかり号は、
ぼくと同い年だ。
鉄道に特別な興味はないけど、
さすがに感慨深いものがある。
「びゅわーんびゅわーん走る~ 青い光の超特急~」
NHKみんなの歌だったかな、
子供のころ一緒によく歌ったな。
家族で乗った時の写真が今もある。
赤い蝶ネクタイをしてめかしこんだぼくが、
左右を母と姉にはさまれ、
少し上気した顔で座席に座っている。
独特のにおいや、
トンネルに入った時の耳の奥がツンっとする感じや、
ひじかけに付けられた灰皿の構造など、
どうでもいいことをよく覚えている。
「のぞみ」号ができて、
新幹線はどんどん鼻が高くなって、
団子っ鼻は今では一部のこだまでしか走っていない。
当時、
最先端だった流線形も、
すでにレトロ感を漂わせているではないか。
あと20年もすれば、
夜中のBSなんかで、
SLとともに、
懐かしの列車として放送されるのだろう。
ゆっくり休んでくれ。
ぼくは、
いましばらく現役で走り続けるよ。
●ハイビジョンを見たさに、あまり縁のない番組まで見てしまう。映像の美しさは段違いだ。昨日出かける時、その大画面で母は「吉本新喜劇」を見ていた。面白さは変わらないようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿