健康とは、
完全な肉体的、
精神的及び社会的福祉の状態であり、
単に疾病または病弱の存在しないことではない
唐突ではあるが、
これは、
WHO(世界保健機構)が1951年に定めた、
健康定義なるものである。
ぼくが中1の時、
保健体育の先生が、
これを憶えろと凄んで(少なくともぼくにはそう見えた)、
クラス中で暗唱させられた憶えがある。
だから今でも思い出すのだが、
そういう意味では、
ぼくは完全に「健康」ではない。
精神的にも肉体的にも、
社会福祉的にも「完全」なんかじゃない。
つまり不健康だ。
この夏から数年ぶりにアトピー性皮膚炎の症状が出ていて、
これが医者でも原因が分からない。
思えば小学生の時にかかった自家中毒も、
追い打ちをかけた腎臓病も、
原因は分からなかった。
大人になって、
歯槽膿漏になった時も、
原因は分からなかった。
訳の分からないことだらけで、
ぼくはずーっと「不健康」だ。
死んだ親父のガンだって、
最初医者は、
「1年たって転移していなければ98%大丈夫です」
と言ったけど、
ちょうど1年たって転移した。
親父は見事2%の中に入ったのですかと問うたら、
「そういうことです」と言われた。
そもそも、
病気に確率という概念は似合わないと、
その時思った。
話はそれるが、
ぼくがO脚であることも、
母が「五十肩」(70歳なのに!)であることも、
原因は分からない。
こう何もかも分からないんじゃ、
病気ってもんは、
結局、
かかるかかからないか、
治るか治らないかなんて、
思い悩まないのが、
少なくとも精神的には一番「健康」だとも言える。
火星に水があるのかないのかが分かっても、
人のDNAをすべて解読しても、
ウナギのひとつ解明できない。
科学なんてそんなもんだ。
●小泉毅の件で、昨日はつい興奮してしまったが、やっぱり訳が分からない。無理に分かろうとしないことも大事なのだが、この分からなさは圧倒的に怖いから、少しでも分かりたいと思う●生後1年以内に家畜小屋に出入りしていた子供はアレルギー体質になりにくいと、NHKでやっていた。この時期にエンドトキシンという物質に触れるか触れないかがカギなのだそうだ。そんなもんかね●NHKローカルで京阪神のジャズマンが生演奏するコーナーがあって、昨日、総集編をやっていた。セッションで会ったプレイヤーやライブに行ったことのあるボーカリストが何人かいて、なかなか楽しかった。
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