2010年9月28日火曜日

辞世

伊勢谷友介の名を見ると、
いつも紀里谷和明とごっちゃになる。
前者は龍馬伝で高杉晋作を演じる俳優。
後者はカメラマンで宇多田ヒカルの元旦那。
共通するのは五文字ということと、
谷の一文字だけなのに。


にしても高杉晋作である。


なかなかに面白い辞世の句だと思ったら、
この人、
吉田松陰先生の弟子だった。
日本史ちゃんと勉強しなきゃな。
この路線なんだな、
ぼくが若いころ求めていたのは。


命知らずとか、
命がけとか言うけれど、
「一度は死んだ身」と思う奴ほど怖いものはない。
だって究極の開き直りでしょ。
龍馬だって寺田屋事件で九死に一生を得て開き直った。


話は飛ぶけど、
クルム伊達公子がシャラポワに勝ったのも、
彼女の驚異的な能力ももちろんあるけど、
「一度は引退した身」という開き直りの力は大だと思う。


でもそう考えてみると、
築き上げてきたもの、
失うものがありながら、
尚かつ挑戦していく者の方がより強く感じる。
たとえばイチローとか白鵬とか。
でも彼らは「降りる」わけにいかないから、
プレッシャーに耐えるのは宿命というか、
避けられないのであって、
もっと強い者もいそうではある。


失うものがあって、
自分の意志で「降りる」こともできるのに、
あえて挑戦し続ける者、、、
それってもしかして、
ギャンブラー!


ま、
いずれにせよだ、
面白い辞世の句、
今から考えておくかな(笑)

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