2011年4月9日土曜日

予断

夕べの余震のあと、
仙台の友人にメールをした。

今日だけで3回返事をくれた。

05時24分

もうやだ…
またライフライン止まった。
やっと少しずつ立ち直ってきたのに。
余震なんてレベルじゃないし

12時38分

まさに、踏んだり蹴ったりだね。
体に力が入りません。
仕事先に行ったらビルの配管が外れて水浸し。
1日に再会したばかりなのに。
めまいする。

14時07分

電気戻りました。
これで水も使えます。
一安心です。

ということで、
こちらも一安心。

一方、
福島原発は予断を許さない。

さっき配られた読売新聞をパラパラ。

元原子力安全委員長松浦祥次郎氏のインタビューに目が行く。

ーー事故の見通しはどうか。最悪のシナリオは?

最悪なのは、新たな水素爆発で格納容器が破壊され、放射性物質が大量に流出することだ。近くに人は立ち入れず、他の炉も手が付けられなくなる。こうなると日本にはもう解決策がないと思う。放射性物質の放出量はチェルノブイリの事故を超えるだろう。こうした事態は何としても防がないといけない。窒素注入はそのための手段だ。

福島原発は今もなお、
現在進行形で綱渡り状態なのだ。

報道が少なくなったからといって、
危険度が下がったわけでは決してない。

日常を取り戻すのも、
明るい話題も、
お笑い番組も結構だ。

ただ、
常にこのような破局的な危険が、
本当にリアルなものとして今の日本に存在していることを、
忘れちゃいけないだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...