2011年4月15日金曜日

科学

先日髪を切ったあと、
何気に「ザ・ライト‐エクソシストの真実‐」(ミカエル・ハフストローム監督)を観た。

これが見たかったわけではなく、
たまたまその時間に始まりそうなのが、
これだったのだ。

御存じ「レクター博士」アンソニー・ホプキンスが、
悪魔払い師を演じている。

それだけが見どころのような、
ほとんど「B級」作品に思えたが、
映画の出来とは関係なく、
この時期だからこそ色んなことを考えた。

宗教ってのも、
結局は世界を読み解く体系のひとつだ。

それは否定的なのではなく、
「科学」と同レベルとして。

だから、
科学にせよ宗教にせよ、
どちらが正しいかなのかが問題なのではなくて、
その体系を信じるか否かなのである。

むしろ宗教の方が、
長年の人類の叡智が詰め込まれている分、
体系としてより強固かもしれない。

映画にも出てくるけど、
バチカンのあのキリスト教建築物の荘厳さを見ていると、
これほどの物を作り上げさせる宗教の力は単純に凄い。

というか、
あれほどの物を作られたら、
何だかその気になるというか、
信じちゃうような気がする。

随分以前にも書いたけど、
信じるということに合理性は不必要だ。 

全然非合理であっても、
そう納得すること。

それが信じるということだ。

であるならば、
いまのぼくは科学を信じているのだろうか。

「科学の神殿」とも呼ぶべき福島原発の無残な姿を連日ながめ、
ノーモア原発と思うぼくは、
きっと科学の力を信じてはいない。

知人にこの番組を教えてもらった。

隠された被爆労働

科学の力は信じるに足りるのか。

みんなも一緒に見て、
共に考えてみよう。

●番組名をポチっとしてください●業務連絡。今週はチョコパ。

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