2011年4月30日土曜日

勇気

柔道の全日本選手権で30歳の鈴木桂司が4年ぶりに優勝。














たまたまテレビ観戦していたのだけど、
かなり感激した。

「ここで優勝する夢を何回も見た。今でも夢ではないかと怖い」

男泣きのインタビューにしびれた。


アテネ五輪100キロ超級で金メダルに輝いた彼だが、
北京五輪では初戦も敗者復活戦もあっさり破れ、
今やすっかり「過去の人」になっていた。

最近は風貌が何だか引退間際の清原みたいになってきて、
個人的にもあまり好きではなかった。

でも、
こんな復活Vを見せられた日にゃ、
正直「すいませんでした」と謝りたい。

「スポーツで被災者に勇気を」

東日本大震災以来、
こんな台詞を多くのアスリートが口にしたが、
どん底から這い上がってみせた彼こそ、
その言葉に相応しい。

他人に勇気を与えるためには、
まず自分が勇気を持たねばならぬのだ。

それに引きかえ、、、

世界フィギュアの男子二人は何だありゃ。

スケート靴の手入れもできない高橋。

同じ規則違反を繰り返す織田。

どっちも言語道断だろう。

特に高橋に至っては、
演技の後に舌をぺロリと出し、
インタビューでは悔し涙の一つでも流すのかと思いきや、
ヘラヘラ苦笑い。

彼が傑出した才能を持っていることは、
疑う余地がないけど、
あの醜態は、
アスリート以前の問題だ。

被災地でどれだけの人が、
彼の演技に期待したかわかっているのか。

で、
ソチ目指しますだって。

顔を洗って出直してこい。

日本で開催しなくて本当によかったよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...