ユーミンがデビュー40周年なんて聞くと、
かなりこたえるよな。
サーフィンとかスキーとか、
彼女の歌に乗せられて、
日本中の若者が踊り狂っていた80年代は、
ちょうどぼくの高校から大学時代と重なる。
歌謡曲全盛の時代からフォークを経て、
ニューミュージックが市民権を得ていった時代だ。
今の若いミュージシャンが彼女を見る目線は、
昔の若い歌手が美空ひばりを見るかのごとき感じなのかな?
先日、
コブクロの小渕とミスチルの桜井の対談番組があって、
この二人の関係が面白くて、
桜井は同じミュージシャン目線なんだけど、
小渕の方は桜井はデビュー前からのスターなわけで、
どうしても上下関係が出来てしまう。
そういえば石川さゆりの密着番組ってのもやってたな。
演歌界の大御所なんですって!
まぁ彼女もデビューして40年ぐらいになるし、
大ヒットもあって紅白のトリも歌ってるわけだから、
客観的には「大御所」で間違いないんだろうけど、
ぼくとしては違和感があるんだよな。
そういう意味ではユーミンも、
桜井も大御所なんだけど、
いずれにしてもデビューしたてのころから知っているこちらとしては、
やっぱり違和感があるんだね。
大御所とか殿堂入りとかって、
なんだか名誉勲章というか、
相談役というか、
現役終わった感があるからかな?
思いついたんだけど、
大御所の線引きとして、
「物心ついた時にはスターだった人」って感じない?
そういう意味では内田裕也とかかまやつひろし、
島倉千代子なんかは、
間違いなく大御所。
でも小林幸子とか五木ひろしは大御所じゃない。
森進一が微妙ってとこか。
いずれにせよだ。
どんな分野につけ、
大御所って呼ばれていい気になったらおしまいだということよ。