2012年11月20日火曜日
名声
ピカソ90歳の時の自画像だ。
有り余るほどの富と名声を得た天才画家が、
死の前年に描き残した自らの表情。
あなたはどう見ますか?
先日紹介した「ピカソは本当に偉いのか」の、
西岡文彦氏はこの自画像をミダス王の伝説にたとえて解説する。
古代の王ミダスは酒神デュオニソスによって、触れるすべてを金に変える魔力を与えられたといいます。そのミダスさながらに、ピカソはデュオニソス的な芸術の王として、触れるものすべてが莫大な富に変容する魔力を手にし、彼自身、吐いたツバまで芸術として売られると豪語するに至りました。
人生の終焉を前にして、ピカソは自分が触れたことで富や名声に変容してしまったもののなかに、かけがえのない魂の糧が含まれていたことに気づかずにはいられなかったのではないでしょうか。
凄惨な印象の自画像を見ていると、
なるほどなぁって思えてきません?
もし自分の願いが何もかもかなったら。
永遠の命が得られたなら。
人はこういう表情になるのかもしれないな。
生きている間に売れた絵は一枚だけだったゴッホに比べ、
ピカソは本当に恵まれてるよな、
なんて思ってたけど、
どっちもどっちかも、、、
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