民主党から離党者が相次いでいる。
もはや沈みかけた船同然、
鳩山や菅や野田さえも当落不明とまで言われる状況だ。
確かにひどい3年余りだった。
特にどじょうが首相になってからは、
対米追従と官僚の言いなりが激しく、
ぼくは嫌悪感すら抱いた。
だがしかし、
問題は、
じゃ自民党なのか?
という点だ。
もちろんぼくはノーだ。
だから、
もう自民の政権返り咲きは当確かのような、
マスコミ報道には疑いの目を持ってしまう。
あれほど倦んで別れを告げた自民党政権に、
たった3年余りで逆戻りですか?
そりゃないだろ。
何にも変わってないぜ、
あの党。
自民党政権に逆戻りすれば、
間違いなく言えることは、
その時点で脱原発の道は一瞬で消滅する。
約50もの原発をこの地震大国に作り続けてきたのは、
ほかならぬ自民党政権下においである。
そのおびただしい原発を、
とりあえず大飯を除いて止めているのは、
民主党政権なのである。
そういう意味で、
もしも自民か民主かの二者択一なら、
ぼくは迷わず民主をとる。
どじょうは好かないけれど、
脱原発派としては自民はあり得ない。
日本は3年前、
保守とリベラルの2大政党の実現へ、
大きく舵を切った。
もしたった3年でいつか来た道へ戻るなら、
日本人はやっぱり健忘症民族だということになるし、
そんな国なら脱原発はそもそも無理、
ということになる。
3.11の犠牲者に対する生き残った者の責任として、
自民という選択肢は絶対にあり得ないと思う。