一気に秋の予感。
なんて、
またしても季節ネタ。
ということは。
書く事がない。
わけではありません。
平和なんですよ。
要するに。
申し訳ないほど。
そういえば最近、
林真理子の「野心のすすめ」(講談社現代新書)読んだ。
彼女がデビューしたのは、
大学生のころだったかな?
あのころ確かにコピーライターブームで、
糸井重里の「おいしい生活」とか、
池袋のパルコあたりが賑やかだったね。
生理的に合わないタイプの女性で、
それは今も変っていないけれど、
この本の中でいい言葉がいくつかあった。
なんといっても、私のモットーは、「やってしまったことへの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」です。
あと、
野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。
両方正しく働かないと、
前には進まないというワケ。
まぁ実際今や直木賞の審査員までやってる彼女。
才能もさることながら、
努力やいかばかりかと思う。
現代日本において、
筆一本で食べてる職業作家は、
50人ほどなんだそうだ。
プロ野球選手や芸能人どころではない。
どんどん斜陽になる出版業界において、
30年以上にわたって一線にいるということは、
それだけで無条件にすごい。
そんな彼女が先日の情熱大陸で、
執筆はサインペンだと知って驚いた。
しかも、
それ、
うちの会社で使ってるのと同じやん!
思わず一本もって帰って来たわ(笑)
このほとんど筆圧ゼロの感じがいいのだそうだ。
サラサラサラ。
番組でエッセーを書く彼女は、
まさにそんな感じ。
机に座った時には、
ほとんど頭の中で出来上がっているそうだ。
30年。
年がら年中24時間。
何を書くか。
どう書くか。
それを続けられる体力や執念。
自分にどん欲というか、
自分への期待値が高いんだと思う。
それを「野心」と言うのかもしれない。