2010年2月24日水曜日

余計

会社帰りにヨドバシに寄り道した。

手のひらサイズのパソコンがあって、
その実物を見てみたかったからだ。

それはすぐに見つかり、
予想と違わず小さくて軽く、
とてもいい感じだった。

若い男の店員に、
ネットにつないでもらえないかと頼んだら、

「いいですよ」

って軽く引き受けてくれた。


ところがなかなか上手くいかない。

3分か5分か。

あんまり手間取るので気の毒になってきて、
でもそのPC自体はとっても気に入ったので、

「もういいですから、これください」

と言ってしまった。


ところがこの若い男の店員は、

「これよりも3000円高いですけど、こちらの方が性能がいいですよ」

と隣の製品を勧めてきた。


ぼくは最初のヤツがデザインも含めて気に入っていたので、
性能は良いけど無骨な隣のヤツには全く興味がなかった。

それでも店員はその無骨なヤツでネットにつないで、

「こんな感じです」

って画面を見せてくれた。


そのネットの画面の文字が、
思った以上に小さかった!

まるで契約書とかの裏の細則みたいに、
読まれることを拒絶しているようだ。

これは予想外だった(今思えば当たり前だが)。

駄目だ。
目がついていかない、、、



結局、
ぼくは店員君の肩をたたいて、

「いろいろありがとう。ちょっと考えます」

と言って店を立ち去った。


「これください」ってぼくが言った時に、
店員君が隣の製品を勧めてなければ、
ぼくはきっと今小さな画面のPCと格闘していただろう。

店員君の行為は、
店にとっては余計だった(かもしれない)が、
ぼくにとっては結果的に親切だった(かもしれない)。


こうして衝動買いは回避された。

●いよいよ真央発進。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...