最寄り駅にわが家が借りている、
自転車置き場は2階にある。
12段の階段があって、
自転車はその横の坂を押して上る。
その階段の7段目の隅に、
苔がモッサリと生えている。
なぜか7段目だけ。
きっと雨水が適度に溜まり、
日当たりの具合なんかも、
苔にとって適しているんだろう。
とにかくその苔は、
自転車を押して上がる時に嫌でも目に入る。
この3年ほど、
恐らく1000回以上見てきた。
春夏秋冬、
雨の日も晴れの日も。
そしてすっかり愛着がわいてきた。
今日も同じように自転車を押していると、
愛しい苔が何とも無残に荒らされていた。
何とかしてやりたいと思ったけど、
電車の時間が迫っている。
といって見殺しにはしたくなかった。
ぼくは散らばった苔の欠片の一つを咄嗟に手に取り、
通勤用のバッグに押し込んだ。
そのままでは枯れてしまうと電車の中で気付き、
大阪に着いてから、
いつものドトールに寄って紙おしぼりをもらい、
そこに水を含ませて苔をくるんだ。
さっき帰宅してみると、
苔の欠片はドトールの紙おしぼりをの中で、
まだ緑色を保っていた。
懐中電灯片手に庭石の隅に指で穴を掘り、
そっと植えた。
ちょうど雨も降っていて、
いい具合にいったと思うのだが、、、
この移植が成功すれば、
何かいい事が起きる気がする。
●ドトールに寄る時間があるなら、荒らされた苔をもう少しなんとかすればよかったと、今気付いた。馬鹿だなぁと思う●「愛子の母親でよかった」。子ども冥利に尽きるだろう。上村は惜しかったけど、たぶんあれが実力なのだろう●OLIMPICが形容詞だと初めて知った。名詞として使うには、OLIMPICSと、「S」を付けるのが正しい(らしい)。
0 件のコメント:
コメントを投稿