2010年2月20日土曜日

一流

スピードスケートの清水宏保選手は、
バンクーバー五輪の解説者として、
様々なメディアに引っ張りだこだが、
ぼくは、
朝日新聞で西村欣也編集委員と対談した時の、
次のくだりが印象深い。

彼は五輪のプレッシャーにどう対処したのか。


清水 例えば試合当日、僕は3時間半ぐらい前に会場入りします。まず何を最初にするかというと観客席に座る。4カ所ぐらいに座って、自分の滑っている状態をイメージしながら、メンタルリハーサルをするんです。これでかなり落ち着くことができます。

西村 以前、試合前「幽体離脱」するように、自分を上から見て、自分自身を客観視する、という話もうかがいましたね。

清水 それもやりますね。ずっと上までもっていくと、さらに自分のちっぽけさがわかるんです。地球には戦争をしている場所もある。地震で壊滅している都市もある。地球温暖化で沈もうとしている島もある。自分はこんな小さなリンクで、レースなどという小さなことに悩んでいる。なんとちっぽけな存在か。そう感じられるようになれば、すっと楽になれるんです。プレッシャーなんてどうでもいいことだと。人それぞれの考え方がありますから、一流の選手はそれぞれの方法を持っていると思いますけどね。


スケート滑るのに、
地球温暖化まで考えるとは、、、

発想の跳躍力。

鋭利な切り替え。

恐れ入りました。


人間死ぬ気になれば何だってできる


こういうことを人は割に簡単に口にするけど、
実際死んだことないんだから、
その気になるのは案外難しい。

悩んだ時には地球温暖化を考える。

有効かもしれない。

でもぼくがやると周囲からは、
幽体離脱というより、
本当に「単に浮いているヤツ」と思われそうだけど(笑)


●高橋大輔「銅」。4回転失敗してなおだから立派なもの。感動した●トップランナー北村一輝。面白かった●元町へ行ったのだが、ペンギンさんはお休みとのこと。残念でした(泣)

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