2010年2月26日金曜日

後悔

もし、
「一番嫌いな言葉は何ですか」と尋ねられたら、
間違いなく「後悔」だと答える。

ま、
「後悔」が好きな人なんていないだろうけど、
ぼくはとにかく後悔しない。

「反省すれど後悔せず」

前にも書いたが、
若い時のある日、
ぼくはこの言葉を人生のモットーと決めた。


あれから数十年の歩みの中で、
あの道を選んでいたらと、
想像してみることはある。

でも決して後悔の念には結びつけない。

なぜなら、
結果的にその道を選んできたのはぼく自身だからだ。


たとえそれが他人の強制や、
そうせざるを得ない不本意な状況であったとしても、
それを甘受したのはぼくだ。

自分がなした行動の結果について、
後悔するほど馬鹿らしいことはない。

反省は前向きな態度だけど、
後悔は後ろ向きでしかない。

そう思ってきたし、
これからもそうあり続ける。


もちろん客観的にみた場合、
「お前少しは後悔しろよ」って自分に突っ込みたい部分が、
多々あるのだが、
それでも歯を食いしばって後悔しない。

これは意地の問題だ。


ところで。

「愛とは決して後悔しないこと」

「ある愛の詩」(アーサー・ヒラー監督)で余りに有名なこの台詞の意味が、
実はずっと分からなかった。

今回いい機会なので調べてみた。

実際の台詞はこうだ。

Love means never having to say you're sorry.


英語得意じゃないんでピンとこないけど、
「愛しているなら『ごめん』なんて言わないで」
っていうあたりが自然な訳らしい。


でも、
そう言われて改めて、
「愛とは決して後悔しないこと」というのが名訳だと思えてきた。

愛するという行為は、
どんなに辛いことや苦しいことがあっても、
絶対に後悔しないという決意と、
まさにイコールなのだ。

要は心の持ちよう。

後悔するもしないも、
自分次第なんだ。

●前に「反省すれど後悔せず」と書いたのは、去年の4月7日付け。ライブの夜の書き込みだった。もうじき一年になるのか、、、●真央、後悔するなー●元町で、サングラスをかけたブルドックと、花束を抱えて商店街を歩くペンギンを見た。

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