男性の記憶は一本道で、
振り返れば過去に付き合った女性たちが、
一望に見える。
それに対して、
女性の記憶の道は付き合う男性が変わる度に、
カクン
と曲がる。
だから女性は振り返っても、
過去の男性は見えない、、、
同級生からそんな話を聞いて、
何やら腑に落ちた気がした。
もちろん女性だって、
記憶の地図を探れば過去の男性は存在しているかもしれないが、
振り返って見えるのは、
せいぜい直近の男性だけだということ。
それも新しい男性ができるまでで、
そのとき、
カクン
と曲がってしまえば、
前の男は視界から消える。
ぼくが感心したのは、
男性の記憶における過去の女性の存在というものについてだ。
振り返った一本道に、
何人かの人がいる。
もちろん今の人が最大に輝いて見えるのは間違いないけど、
遠ざかってしまってまだ瞬いている、
夜空の星のような人もいる。
さっき「もといちの会」、
要するに高二の同級生に会ってきたのだが、
参加12人中、
男性9人、
女性3人。
過去を懐かしむのは、
どうやら女性より男性の方が好きらしい。
ぼく自身どうであるのかと考えた時、
過去はある時まで一本道だった。
ある時を境に、
ガクン
と側道にズレてしまって、
もう前の道には戻れないといったところか。
すぐそばを歩んでいるのだけど、
本線のみんなを傍観している感じ。
自分の道が本線から離れず、
せめて並走しているのを確かめたくて、
みんなに会うのだと思う。
●参加した人たちありがとう。あっ、でも判子名刺を渡し忘れてしまった、、、●それにしてもよく飲んだーーーーーー烏龍茶●帰ってコード・ブルーの録画を見たのだが、なんでリリー・フランキーが山下智久の父親役やねんと、一人笑った。
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