2010年4月3日土曜日
触感
「い・ろ・は・す」が天然水のことだと知ったのは、
割に最近のことだ。
これが流行っていると知ってから、
もっぱらこれを飲んでいる。
最初、
ペコペコの容器が頼りなく感じたのだけど、
蓋を開ける前のぷにょぷにょした感触は、
何かに似ている。
そうだ。
夜店の金魚すくいでもらった金魚を持ち帰る、
あの袋の感じ。
あるいは、
夏の甲子園で買った、
勝ち割り氷の手触り。
そして飲み終わったあと、
くしゃくしゃと容器を丸めるのは、
爽快でさえある。
たぶん数年前なら、
「安っぽい」と、
見向きもされなかっただろう。
名前にしても、
提案しただけで「ふざけるな」と、
一蹴されたに違いない。
でもエコの時代になって、
こういう商品が現実化し、
消費者に「新しい」と受け入れられていく、
その感覚の推移が面白い。
水といえば、
ぼくにはもう1つ忘れられないブランドがある。
JTの「大地が磨いたきれいな水」。
あんまり売っていないけど、
ぼくの行き着けの場所の自販機で売っていて、
行くと必ず買う。
それはもう、
儀式のようなものだ。
この水を手に取るとよみがえる、
あらゆる感覚を忘れたくないから、、、
●「い・ろ・は・す」は近所の自販機では130円、会社の自販機は120円、会社近くのドラッグストアでは88円。「大地が磨いた…」は、行き着けの自販機で100円。水といっても色んな値段があるものだ●今日も「大地が磨いた…」を買った。
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