2010年4月18日日曜日

代償

「1Q84」を猛烈な勢いで読んでいる。

内容の良し悪しとは別に、
村上春樹の文章はとにかく読みやすい。

ほぼ今日だけで430ページまで進むのだから。


それにしても、
この小説には「代償」という単語が頻出する。

何かを得るためには、
何かを失わなければならない。

その通りだ。
そうやって誰もが生きている。




18歳のある日曜日、
ぼくは大酒飲みになりたくなった。

酒豪と呼ばれたくなった。

きっかりその日を境にして。

調べれば正確な日付もわかるだろう。


だから大学に入学し、
東京で一人暮らしを始めた19歳から、
本格的に確信的に、
あらゆる酒を、
好きな時に好きなだけ飲んできた。

学生から社会人へ。

ホワイトが角瓶になり、
地酒、
焼酎、
シングルモルト、、、

1年365日、
飲まなかった日はなかったし、
それも毎日とことん、
納得いくまで、
つまり心と体が麻痺しきるまで飲んだ。

決して誇張ではない。

そのことで得たものもあるし、
失ったものもある。

当然のことだ。


そんな生活を20年以上続けた挙げ句、
3年前のある日を境に、
ぼくは酒を飲まなくなった。

一滴も。

誇張じゃなく。


それによって得たものもあるし、
失ったものもある。

当然のことだ。














これなんかは、
得たものの代表でしょうかねぇ(笑)


●明日は「1Q84」の感想になるでしょうねぇ、やっぱり。

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