不倫スキャンダルから復帰したタイガー・ウッズ。
5ヶ月ぶりの実戦、
それもいきなりのメジャー大会で、
3日目まで3位につけている。
そこんとこは、
「さすがタイガー」だと思うのけど、
諸手を挙げての歓迎ムードには、
いささか違和感を感じる。
特にマスコミ。
あれだけ叩いておいて、
復帰するや手のひらを返したような対応は、
いくらなんでも節操がない。
大体、
キリスト教の国でありながら、
アメリカという国は、
性的不祥事に寛容だというのが、
ぼくの長年の印象だ。
クリントンや古くはケネディ。
大統領の不倫でさえ、
この国の人たちは大目に見る。
少なくとも、
それを理由に大統領として不適任だという意見は、
大勢にはならない。
不倫をしようが、
大統領として有能であれば問題ないと考えるのだろうか。
大統領といえば、
オバマがいまだに禁煙できていないことに対する、
この国の人たちの態度も不可解だ。
彼は確か禁煙を「公約」していたはずだし、
それは彼の意志ひとつで、
簡単に実行できるものだ。
にもかかわらず彼はぐずぐず吸い続けている。
彼は「なかなかやめられなくて(頭ポリポリ)」
みたいな釈明をして、
それを多くのアメリカ国民が許容してしまっている。
ダイエットできないような自己管理能力に欠ける人間は、
管理職にさえなれないとされるかの国で、
これは一体どういうことなのだろう。
煙草ひとつやめられない人間が、
「世界の警察」のトップとして、
多くの兵士を死地に派遣し、
あまたの民間人を殺害させている。
こんなダブルスタンダードは、
笑い話にもならない。
●タイガーの4日目はまもなくスタートする。トップと4打差。十分優勝を狙える。
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