2010年4月12日月曜日

許容

不倫スキャンダルから復帰したタイガー・ウッズ。

5ヶ月ぶりの実戦、
それもいきなりのメジャー大会で、
3日目まで3位につけている。


そこんとこは、
「さすがタイガー」だと思うのけど、
諸手を挙げての歓迎ムードには、
いささか違和感を感じる。

特にマスコミ。

あれだけ叩いておいて、
復帰するや手のひらを返したような対応は、
いくらなんでも節操がない。


大体、
キリスト教の国でありながら、
アメリカという国は、
性的不祥事に寛容だというのが、
ぼくの長年の印象だ。

クリントンや古くはケネディ。

大統領の不倫でさえ、
この国の人たちは大目に見る。

少なくとも、
それを理由に大統領として不適任だという意見は、
大勢にはならない。

不倫をしようが、
大統領として有能であれば問題ないと考えるのだろうか。


大統領といえば、
オバマがいまだに禁煙できていないことに対する、
この国の人たちの態度も不可解だ。

彼は確か禁煙を「公約」していたはずだし、
それは彼の意志ひとつで、
簡単に実行できるものだ。

にもかかわらず彼はぐずぐず吸い続けている。

彼は「なかなかやめられなくて(頭ポリポリ)」
みたいな釈明をして、
それを多くのアメリカ国民が許容してしまっている。


ダイエットできないような自己管理能力に欠ける人間は、
管理職にさえなれないとされるかの国で、
これは一体どういうことなのだろう。

煙草ひとつやめられない人間が、
「世界の警察」のトップとして、
多くの兵士を死地に派遣し、
あまたの民間人を殺害させている。


こんなダブルスタンダードは、
笑い話にもならない。

●タイガーの4日目はまもなくスタートする。トップと4打差。十分優勝を狙える。

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