大風呂敷を広げるだけ広げて、
何とか畳もうと努力したら、
600ページになりましたと。
何がって?
もちろん「1Q84 BOOK3」のことです。
ですから、
これから読む人は、
この先は読まない方がいいと思う。
ということで。
繰り返しになるけど、
これだけの分量の文章を、
ほとんど息継ぎなしに読ませる筆力は、
内容とは関係なく単純に敬服します。
プロの仕事だ(笑)
しかしねぇ。
1と2が問題編とするなら、
3は解決編と位置づけられるかもしれないけど、
これで終わりです、
めでたしめでたしと言われてもねぇ。
たぶん、
こんなことなら、
3は知らないでいた方がよかったという人も多いのでは。
もちろん、
うんと深読みすれば、
それなりの意味は汲みだせるんだろうけど、
とりあえず一気読みした人間が、
物語としてとらえた感想は、
そういうことです。
オウム真理教(小説では「さきがけ」)やなんかの宗教、
善悪、
生死、
親子、
システムと個なんていう、
1と2で考えさせられたディープな部分は、
3ではさらっとかわして、
天吾と青豆のラブストーリーに回収して、
さっさと撤収してまった。
ぼくとしてはたぶん、
天吾が小説中で書いている小説というのが、
この「1Q84」ということだと読者に思わせたいと、
村上春樹は思っていると思っているのだけれど、、、
もう「4」は期待できないし、
やっぱりお後は読者の想像に委ねますと、
そういうことでした。
改めてこの本について触れるかもしれないし、
触れないかもしれない。
そういう読後感。
とにかく疲れた。
でもその疲労感は悪くない。
ということで、
こちらも撤収して寝ます(zzz)
0 件のコメント:
コメントを投稿