月曜日に難波Hatchで、
ジェイミー・カラムのライブがあり、
ぼくはチケットを買っていたけど仕事で行けず、
知人にプレゼントしたら、
今日、
「素晴らしかった」とメールが届いた。
喜んでもらえて何よりなんだけど、
やっぱり少し悔しい。
何より彼が歌ったはずの「ブラン・トリノ」を聞きたかった。
同名映画の主題歌だ。
だから今日は、
ウォークマンで、
それを繰り返し繰り返し聞いている。
ネットで親切な人が、
歌詞を訳してくれていた。
穏やかに言うならば、
お前の今までの人生は、
単にお前が分かることか、お前がしてきたこと、だけ。
そうでなければ、永遠に強くいられるだろう。
お前は自身の身体にふさわしい男なのか。
どうなんだろうな。
今、穏やかで優しいそよ風が、吹く。
俺の愛車グラン・トリノの中にそっと吹き抜ける。
昔の歌をもう1つ、口笛にのせ歌う。
エンジンはブルルルと唸り、
苦い夢がよみがえる。
俺の心は愛車グラン・トリノのことだけで、
一晩中、寂しいリズムで鼓動する。
全ての星を、もう一度並べ替えてやろうか、
俺の頭上で、警告のサインを発し進む星たちを。
そんなことせずに、1人で酒を飲むことにするか。
俺はもう十分わかってるんだ、
戦いでできた傷と、擦りきれるほど使ったベッドのことは。
この街並と道は、昔のまま。
俺が知ってるものたちで、輝いている。
そして、木立を突き抜けて、
きらきらと輝いているよ。
お前の人生は、お前が残してきたちっぽけなことを集めただけのもの。
勇敢さをもち、ここに留まっていられたらいいのだが。
俺には必要なんだ、
震える俺の肌を抱き寄せてくれる人が。
きらきらと輝いているよ。
お前の人生は、お前が残してきたちっぽけなことを集めただけのもの。
映画のラストシーンで、
若者が運転するグラン・トリノが、
木立が並ぶ海沿いの道を走っていく、
そのバックでこの曲が流れる。
あぁ、
名曲だと改めて思った。
●でも、あす(正確には今日)はジェフ・ベックに行くもんね(笑)
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