いやはや、
PCと格闘しだすと、
あっという間に時間がたって、
気が付けば朝。
以前一度やった操作でも、
すっかり忘れていることもあって、
本当にその忘れっぷりは、
古畑任三郎の結末を忘れてしまっているのと、
少し似ている感じがする。
ぼくの思考回路は、
数十年かけて構築されたもので、
どんな未知のインプットがあっても、
何とか従来の回路で処理する。
しかし、
そうではない未知の回路を要求するもの、
例えばPCの操作であり、
あるいは優れた推理小説であり、
さらに言えば芸術、
それも真の芸術作品については、
本当に繰り返し繰り返し、
頭の中に新たな回路が築かれるまで、
辛抱強く思考錯誤するしかない。
これって結構重要なんじゃないかな。
世界は本当はぼくに対して、
全てを見せてくれているのに、
ぼくの頭が勝手にプロテクトしてしまって、
見えるはずのもの、
感じられるはずのものを、
見事にスルーしているのかもしれない。
繰り返すこと。
ただ、
それは従来の方法では駄目なわけで、
新たな感覚を獲得する難しさはそこにある。
それは、
教えてもらうものではなく、
自らつかみ取るものだ。
だれも歩いたことのない道を、
選ぶ人には自信なんて絶対にないだろう。
あるのは直感と、
それを貫く信念だけだ。
未踏の道を行く者の凄さは、
そこにある。
だから、
1度でも歩かれた道と、
未踏の道では、
歩く難しさは、
何億倍も違うのだ。
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