2011年2月28日月曜日

新手

京大入試の最中に、
問題の回答をネットで質問しちゃったって事件、
かなり興味を引く。

こんな手口が、
堂々と通用してしまったということに、
正直、
痛快ですらある。

実際に試験会場から携帯で質問していたことはほぼ確実なようで、
とすれば監視の人や他の受験生の目を盗んで、
一体どんな操作をしていたのか?

にしても、
尖閣ビデオの件と同じように、
というかそれよりもっと簡単に、
この下手人は割れるだろう。

偽計業務妨害容疑として、
警察の捜査が始まったらしいし。

京大受ける人が、
こんな展開を読めないはずもなかろうに。。。

そうすると、
単なる愉快犯かねぇ。

とある受験生が「人間として落第」ってコメントしてた。

一生懸命な受験生がそう言う気持ちはわからんではないが、
そもそも、
試験会場に携帯が持ち込めるのが問題だろ?

今の時代、
こういうことやる奴が出てくるぐらいのこと、
京大の偉い先生は気づかないかったのかねぇ。

やった奴もやった奴だが、
やられた大学も大学だと言われてもしょーがない。

携帯なぞ、
試験会場入り口で預かればいいだけのことではないのか。

回答した人は、
ソレが入試問題とは思ってなかったのだろうか?

レスポンスの速さも驚きだ。

ほぼ「即答」だもん。

賢くて暇な人が、
パソコンの前で待機していてくれるんだね。

よし、
何かに困ったら、
一度質問してみよう(笑)

2011年2月27日日曜日

燐寸

最近のマイブーム。














前に、
友人がラジオに出るってメールを受け取って、
ラジオを買いに、
会社周辺のコンビニを彷徨ったが、
結局見つからなかったって話を書いたことがあるけど、
その時にこれを偶然見つけたのだ。

ラジオがなかった残念さと、
何も買わずに会社に帰るのが虚しいという、
両方ない交ぜの気持ちから、
フト何も考えず買ったのが最初だ。

6個パックで100円ほど。
一箱に50本は入っているようだから、
煙草だと300本=15箱は吸える。

いやいや、
マイブームである理由は、
そんなことではない。

箱からマッチを木の軸を一本つまみ出し、
赤い先端を横のやすりでシュッと擦って、
ポッと炎が上がる感触。

そして、
その炎を加えた煙草に先端に持っていく、
一連の動作が心地よいのである。

値上がりした煙草の1本を、
大事に吸おうという気になる。

少なくとも、
百円ライターでつけるよりは。

そして、
会社の喫煙ルームで使用していると、
何人かは「なんでマッチやねん」と突っ込んでくれるから嬉しい。

すでに何回かそうして話しの種になってくれた。

いつまで続くかはわからんけど、、、

しかし、
どうですか、
この見事なパッケージ。

「日の出の勢い」って感じで、
いいじゃないですか。

と、
一人悦に入っている次第。

●桑田佳祐の復活劇をNHKがドキュメントでやってた。伝えられているよりは大手術だったようだ。よくぞ生還してくれたなぁって思った。

2011年2月26日土曜日

上下

一浪して大学に入った時、
当然のことながら、
現役で入ったヤツらはみな、
高校生の時まで下級生だったわけで、
にもかかわらず「タメ口」をたたかれた時は、
かなりなショックだった。

それまで人間関係の上下関係を決めるのは、
学年=年齢だったわけだから、
その二つが食い違った状況は初体験だったのだ。

「一浪するということは、こういうことなのか」

その時になって初めて思い知った。

その大学で二回も留年したぼくは、
「現役組」より3年遅れで社会人となった。

つまり会社の同期の大半とは、
3歳年上ということになる。

会社によって違うと思うけど、
うちの場合は入社年次が基本だから、
同期の奴同士は当然のようにタメ口となる。

でも、
そのころにはぼくの中にも、
そういう事への免疫が出来ていたし、
何より社会人になれた嬉しさから、
そんなことは些細なことであった。

あれから20年以上の時が過ぎ、
ついに同期で直属の上司が誕生した。

彼女とはここ数年、
同じ部署で仕事をしてきた。

私事の世界でも、
ほぼ同じ時期に父親を亡くし、
同期の中でも一番身近に接してきた一人といっていい。

その彼女がぼくの直属の上司になることは、
こちらに昇進の目がない以上、
時間の問題だと覚悟していたし、
実際に決まってみても特に驚きはない。

何とか彼女の力に、
いや少なくとも足を引っ張ることのないように、
頑張りたいと思う。

それより厄介なのは周囲の目だ。

彼女の管理職としての働きぶりが注目されることは、
まぁしょうがないけど、
彼女のぼくに対する態度、
そしてぼくの彼女に対する態度、
そういうものを周囲は興味津津で見ている(に違いない)。

そういうのに負けたくないなって、
心に誓っているのだが、
いざ蓋を開けてみたらどうなるのか。。。

実のところは、
この状況を許容しているのは、
自分が3年前に8か月休職した事にかこつけて、
彼女の方が有能でかもしれないということから、
逃げようとしているのかもしれない。

単にそのことを認めたくないばかりに、
平気なフリをしているだけだとしても、
ちっとも不思議じゃない。

本当に厄介なのは、
意識してないようで実は十分している、
ぼく自身の心かもしれない。

●ちなみに彼女、同期の中では珍しく、ぼくに敬語を使うんだけど●業務連絡。今週は元町に行けません。アシカラズ~。

2011年2月25日金曜日

告白

今月末で退社される上司の送別会が、
今晩開かれたのだが、
ぼくは欠席せざるをえなかった。

このままキチンと挨拶もできぬまま、
その日が来てしまうのかと、
なかば諦めかけていたら、
今日の昼間、
会社の休憩室でたまたたま二人きりになった。

今しかないでしょ。

ほんの数分ではあったが、
あの時のお礼と、
これまで一日も感謝の念を忘れたことはないと、
伝えることが出来た。

「頑張っていたら、いつか上も認めれくれるわ」

そんな「いつか」は決して来ない、
リップサービスだと承知しているけど、
まぁ今日だけは額面通り受け取っておこう。

いや、
大事なのはそんなことではなく、
この3年余り秘めてきた思いを、
面と向かって伝えられだけで、
とても清々しい気持ちになれたということだ。

これじゃまるで、
片思いの人への告白みたいだ。

しかもすっぱり振られた時の気分(笑)。

●「shehttp://www.youtube.com/watch?v=1uxh8CIyEp4)」の再生回数が100回を突破した♪感謝~感謝~♪

2011年2月24日木曜日

現場

「戦場カメラマン」という職業を、
一気に身近にしてくれた渡部陽一氏。

早ければ春にも「戦場」に戻るそうな。

ホンマかいな?

率直な感想だ。

「タレント」として昨年一気にブレークして、
もう「食う」ために戦場に行く必要はなかろうに。

テレビで飽きられたって、
講演や本を執筆していけば、
もう一生分ぐらいは優に稼げるはず。

現場にこだわる気持ちって、
全然畑違いの仕事をしているぼくにも、
わからんわけではない。

ぼくは今働いている現場が好きだし、
管理職になりたいなんて思わない。

してやろうと言う人もいないが(笑)

ま、
それはともかく、
戦場に行って現状を伝えるっていうのは、
普通の「現場」と違って、
清水の舞台から飛び降りるどころじゃない、
ちょっとのっぴきならない精神状態じゃないと、
踏み出せるもんではなかろう。

妻も子もあって尚、
渡部氏と戦場へと駆り立てる動機とは、
一体なんなんだろう?

あの温和な語り口調の内面に、
どんな炎が揺らめいているのだろう?




2011年2月23日水曜日

週間

いやぁ、
ここんところ「マイ映画週間」だった。

先週、
最寄駅に新装オープンしたTUTAYAに寄って、
その時に5枚1200円というチラシにつられて借りたのだが、
やっぱり一週間で5作品はキツイわ(笑)

一作目は、
前に書いた「ナイト&デイ」。

残りは見た順番に、
アンジェリーナ・ジョリーのスパイもの「ソルト」、
SFに新風を吹き込んだ「第9地区」、
イラクに大量破壊兵器なんてなかったっていう「グリーン・ゾーン」、
そして返却日が明日に迫り、、
最後のレオナルド・ディカプリオ主演「シャッター・アイランド」をさっき観終わった。

ふぅ、、、なかなかヘヴィーだった。

どれもこれも面白かったからよかったんだけど。。。

今になって、
この5作品に共通している要素があるような気がしてきた。

それは、
「一体誰を信じたらいいの?」っていう部分。

ジャンルは様々なれど、
そこは一貫していたようで、
面白い。

つまり、
現代って時代がそういうことなんだろうな。

様々な人が様々な思惑で、
もっともらしい話をして、
それはどれも真実そうでいて、
胡散臭そうでもあり、
誰もが自分に親身になってくれているようでいて、
実は全然自分のことなど考えてくれていなかったり、
そういう「不信感の」挙げ句の果てには、
自分が、
自分という存在の統一感が信じられなくなっていく感じ。

逆に今は、
そういう自己の不統一感を前提として、
それぞれの自己を使い分けて人生を生きる、
そういうことが「当たり前」というか、
そうでもしないと生きていけないような、
複雑怪奇な世の中になっているのかもしれない。

映画の世界だけではなく、
ごく日常にまで、
そういう自己分裂を強いられる社会に、
ぼくらは生きているのだと、
実感した次第。

厄介極まりない。
そりゃストレス溜まるわ。

あ~、
でも、
こんな借り方はもうしない‼

●最寄り駅近くにジャズライブハウス発見。超地元なのに、ちっとも知らなかった。また報告します。

2011年2月22日火曜日

合掌

お通夜に行くため、
久々にスーツを着た。

普段は身なりにまったく気を遣わないけど、
こういう時だけは流石に失礼に当たらないように、
最低限の配慮はする。

グーグルで会場の地図を印刷して、
十分余裕をもって出発したはずだったが、
普段は乗らない阪神電車でもたついて、
結局着席するやいなや、
お坊さんが会場に入ってきた。

こんな時までも、
結局ギリギリになるんだなぁと、
我ながら呆れる。

読経の中、
焼香を済ませ、
参列者の中の知った顔の人と、
用意された寿司を食べながら、
故人について話す。

死因は悪性リンパ腫だったそうだ。

昨年6月に見つかったのだが、
進行が医師の想像以上に早く、
有功な治療ができなかったという。

気が付くと、
ぼくらのいる場所に、
いつの間にか棺が運び込まれていた。

「まさかこんなに早く死ぬなんて思ってなかった」と涙声の奥様。

「最期まで痛いとは一言も言いませんでした」と娘さん。

「みなさんも頑張ってください」と息子さん。

「きっとまだこの辺をうろうろしてはるわ」とだれか。

あっという間に1時間ほどが過ぎ、
その場もお開きに。

最期に故人の顔を拝見させていただいた。

安らかだった。

合掌。

2011年2月21日月曜日

訃報

人生最悪の出来事があったからこそ、
素敵な人との出会いもあった、
と書いた矢先、
そのうちのお一人が亡くなられた。

その方は、
ぼくが末席にいる、
とある会の古参会員で、
会の精神的支柱ともいえる存在だった。

親父と同じぐらいの年齢にもかかわらず、
居丈夫で声が大きく、
出身地の広島なまりが交じった関西弁で、
人生経験やご家族との触れあいについて、
お会いするたびに話しておられた。

奥様も、
御主人に負けぬ大きな声の話好きな方で、
とっても世話好きな「おばちゃん」で、
いつもユーモアたっぷりに、
夫婦喧嘩の話などをされていた。

ここ数か月ほど、
入退院を繰り返しておられたようで、
昨年末にお見かけしたのが最期になってしまった。

かなり弱っておられるようだったけど、
まさかこんなに早くお亡くなりになるとは思わなかった。

「まさかこんなに」

よく慣用句的に使われる言葉だけど、
今回は本当にそう思っている。

どんなに聞かされていようと、
あの方が亡くなるということが、
にわかに信じがたい。

だから、
メールで訃報を受け取ったものの、
仕事中はあまりピンとこなかったのだけど、
帰宅してからだんだんと、
ありし日の姿や声が思い出されて仕方がない。

いつも会の中心にいて、
ぼくら末席を含め、
会全体の雰囲気を温めていた。

天上からも、
「がんばりんさい」と、
励まし続けてくださるだろうか。

2011年2月20日日曜日

報恩

4年前、
私生活最悪の出来事から心身を病み、
会社を8か月も休む羽目に陥った。

その後、
復職に際して尽力してくれた上司が、
別会社に行かれることになった。

あの時、
復職はともかく、
元の部署に戻すことについては、
反対意見が強かったという。

その中で上司は盾となり、
「何かあったら自分が責任をとる」とまで言って、
ぼくを守ってくれた。

復職して3年余り、
その恩を忘れたことは1日もない。

猜疑心あふれる周囲の目にさらされても、
不本意な仕事しか与えられなくても、
何があっても、
その上司がいる限り、
「下手を打ってはならぬ」と、
ただそのことを胸に刻んできた。

復職してから個人的に話しをすることは、
ほとんどなかったけど、
言葉じゃなくて、
与えられた仕事に誠実に打ち込むことが、
唯一ぼくにできる意志表示だった。

結果的には仕事上で昨年、
痛恨の重大ミスをやらかしたのだけど、
4年前のような迷惑はかけずに済んだ。

ある種の安堵感はある。

さて、
そうは言っても、
これで社内にぼくの「後ろ盾」はいなくなり、
今後ぼくの立場がどうなるのかは、
全く不透明となった。

でも、
今更何があっても文句は言うまい。

お陰様で3年余り今の仕事ができ、
ジャズボーカルという生きがいも見つけられた。

周囲がどうなったって、
ぼくは何も変わらない。

●「人生最悪」。そう、あれは40年余り生きてきて、「最悪」と断言できる出来事だった。でも、やめよう、その話は。あの時ぼくは一度死んだんだ●でも、その後に素敵な出会いが一杯あるんだから、人生はやめられない(笑)

2011年2月19日土曜日

質問

今日ペンギンさんと話していて思い出したのだが、
若い頃のぼくは議論好きで、
何かにつけては酒を飲み、
友人と議論しあっていた。

今でいうディベートみたいなこと。

でも、
同窓会の折などに、
同じような調子で議論を吹っ掛けて、
相手の女の子に引かれちゃった苦い経験がある。

こちらはいつもの調子で、
ゲーム感覚で掛け合いしていたつもりが、
相手には、
糾弾とまではいかずとも、
何やら問い詰められているように思われようだ。

世の中、
理屈でわからないことなどないなんて、
無邪気に信じていた馬鹿なころの話だ。

議論っていったって、
所詮は自分の考えを納得させる、
いや押しつけていただけだった。

「なんで?なんで?」って子どものような問いを繰り返し、
相手を追い詰めては、
言い負かしたと得意になってた。

質問することの、
何たるかも知らぬ阿呆だった。

よい質問には答えが半分隠されている。

敬愛する作家開高健の言葉だ。

でも馬鹿で阿呆のぼくには、
その意味がよく分からなかった。

今だからこう思う。

質問とはつまり、
同じことを自分にも問うことだ。

だから、
開高のいう「よい質問」というのは、
それについて考えを深め、
質問者自らも成長できる質問っていう意味だと思う。

そしてさらに思うのは、
質問というのは、
哲学であれ、
世界情勢であれ、
機械の操作であれ、
ペットの飼い方であれ、
ともあれ何かを知りたいという情熱と同義だ。

だから、
情熱のない質問は、
仮に答えが得られたとしても無意味だ。

話しはそれるけど、
よく「それはよい質問だ」など嬉しそうな偉い人がいるが、
あれは単に、
その人にとって「都合がよい」質問である場合が多いから、
注意が必要だ。

いや今日は、
質問について考えたよ。

質問とは、、、

自分が何を知らないかを知り、
それを知りたいと思う情熱。。。

つまり、
相手を知るということは、
自分を知るということなのだ。

●ペンギンさんが開高健「輝ける闇」(新潮文庫)を読んでくれている。それは、とっても嬉しいことなんですよ。特別な意味で。

2011年2月18日金曜日

苦労

23年連続で司法試験を受け続け、
ついに合格を果たした女性の話を、
NHK「ドラクロワ」で知った。

録画をさっと見ただけなので、
かなり不正確だと思うけど、
彼女、
結婚4ヶ月で離婚したものの、
その時妊娠3カ月で、
保険の外交員をしながら勉強を始めたそうだ。

3年で合格する意気込みだったけど、
「二足のわらじ」状態で受かるほど甘くはなく、
目標を10年に変更。

しかしそれも達成できず、
あきらめようとした時、
小学生になっていた息子に、
「夢をあきらめるな」と言われ奮起。
仕事をクリーニング店の受付に変えて、
懸命に勉強を続けるも、
やっぱり落ち続けた。

不合格20回目を超えたあたりには、
彼女はこう思っていたという。

「ここであきらめたら私の人生は終わりだ」と。

「敗残者」
「負け犬」という言葉も使ってたな。

そして迎える23回目の試験。

なんとその10日前に、
母親が亡くなり、
さすがにその年だけは受験をあきらめようとしていたら、
すでに26歳になった息子に、
「葬式はすべてぼくが仕切るから勉強して」と励まされ、
ついに合格する。。。

今、
こうやってさらっと振り返ってみただけでも、
彼女が歩んだ道のりに深く心が揺さぶられる。

23回目にして自分の受験番号が合格掲示板にあるのを見て、
彼女は「この試験って受かるんだと思った」と言っていた。

この実話が語るのは、
「かなわない夢はない」とか、
「努力する姿こそが尊い」とか、
通り一遍の言葉では表現しきれない。

それ以上の何かだ。

現実には、
あきらめずに頑張っても、
結局夢かなわず死んでいく人が99%なのだけど、
それでも彼女のように成し遂げた人が、
今の世にいるのだということが、
「頑張っている」人への最上のエールになったと思う。

61歳にして弁護士になった彼女の笑顔は、
とってもチャーミングだった。

●ドラクロワって「ドラマチックな苦労話」の略だとか。でもこれ、苦労話の域を遥かに超えてるよ。

2011年2月17日木曜日

堪能

泊まり仕事の帰り道。
最寄駅のTUTAYAに、
新装開店後初めて寄った。

内装はきれいになっていたけど、
品ぞろえや広さは変わらず。

当たり前だけど。

で、
ボーっとした頭で借りたのが「ナイト&デイ」












ジェームズ・マンゴールド監督作品というより、
トム・クルーズとキャメロン・ディアス共演作品といえば、
はっと気付く方もおられるかも。

超有名な二人の名前につられて、
映画館で観ようかと思いつつ、
その割には予告編があまり面白そうではなく、
何となくスルーしてしまった作品だ。

というわけで、
あんまり期待してなかったのだが、
これが大当たり。

ぼくのツボずばり。
メッチャおもろかった。

分類ではアクションコメディーになるんだろうけど、
アクションの部分も、
コメディーの部分も、
ストーリーも音楽もぬかりなし。

すべての要素がイマドキであり、
それらのエッセンスが手際よく調理されていて、
のっけから最後まで堪能できた。

ネタバレはしないけど、
登場人物が「朦朧」となる場面があって、
そこで物語は「そりゃないだろう」って感じに展開するのだけど、
この映画では、
その「そりゃない」までも上手い具合に使っていて、
素晴らしい一品にまとめあげた。

トム・クルーズであり、
キャメロン・ディアスであることも、
この映画では必然って感じがする。

こういうのをサラリと見せられると、
ハリウッドさすがって思う。

あまりの切れ味に、
思わず見直した。

ま、
好き好きだろうけど、
ぼくとしては、
絶対オススメするね。

●ちなみに、このナイトも「探偵ナイトスクープ」と同じく、KNIGHTの方ね。

2011年2月16日水曜日

一喝

YouTubeにアップした、
「la vie en rose」の再生回数が「10回」と伸び悩んでいる。

すでに「83回」の「she」はご祝儀で、
2匹目のどじょうはいなかったわけだ。

現時点で「10回」という、
いや、
ぼく自身の分を除いた「8回」というのが、
実際のところ、
お店でいえば「リピーター」なのだろう。

いや言い換えれば、
これこそが「she」への評価だったと言うべきかもしれない。

知人が開いた店でも、
1度目で「あぁこんなものか」と思ったお客さんは、
2度と足を運んではくれないのだ。

なるほど。

いい教訓です。

さてどうしたもんかなぁって、
小手先の対策を考えたってしょうがない。

そりゃもうちょっとマシな歌を歌うしかないでしょ。

読者のみなさまから一喝された気分。

と、
あっさり出直しを誓う宿直の夜。。。

●でも聞いてくださったみなさまには、本当に感謝しております。

2011年2月15日火曜日

積雪

目が覚めて、
コーヒーを飲み、
ふと外を窓の外を見てびっくり。


















積雪。。。

この町じゃぁ、
降ることはたまにあるけど、
こういう、
いわゆる「積もった」状態になったのは、
ほんと数年ぶりでは?

といっても、
せいぜい3センチほどだけど。

あまりに珍しいので庭をパチリ。

ちょうど休日。

こんな日は外出せず、
家にこもってビデオ鑑賞する。

「ブリット」(ピーター・イエーツ監督)。

会社の先輩に「マックイーンカッコいいぞ」と薦められたのだ。

1968年作品。

一匹狼的なロス市警の警部補が、
自分流を押し通して犯人を追いつめるという、
刑事もののハシリのような作品。

サンフランシスコの街中で繰り広げられる、
カーアクションで有名だそうだが、
始まってしばらくの第一印象は「古い」。

まず、
全編114分にしては、
とっても台詞が少ない。

だからストーリーがわかりにくい。

たぶん、
今の映画手法なら、
この倍はしゃべらせるんじゃないだろうか?

そして時間は90分ぐらい圧縮して、
カット割りは5倍ぐらいに増やして、、、

そう考えると、
今の映画って観客に親切に作られているのだなぁ。

でも、
これはあくまで「親切」であって、
「進化」とイコールではない気もしてくる。

たとえば、
寡黙に犯人を追いつめるマックイーンの渋さが、
果たして今の映画手法で出せるかというと、
それはまた別問題なのだ。

はっきりくっきり明快になればなるほど、
逆に見えずらくなっていくものってあるんだなぁ。

シネコン全盛で、
とにかくさっさと観てもらって、
そんでわかんなきゃ、
「つまんない」とそっぽを向かれる時代だから、
仕方ないとは思うけど。

にしても、
一般的に昔のものを「古い=稚拙」と感じてしまうことは、
こちらの脳が進化しているわけじゃなく、
イマドキの分かりやすい文法に、
単に慣らされているだけなのかもしれない。

そこ要注意ね。

●結論。マックイーンはやっぱ「大脱走」がお気に入り●西村賢太がNHKニュースに出てた。書いた9割は事実だけど、大分誇張していると言っていた。

2011年2月14日月曜日

薔薇

チュニジアからエジプトへと、
民主化の波がアラブに広がっている。

しかし、
エジプトって、
そんなに強権的な国だったのか?

吉村教授が呑気にピラミッド掘ってるから、
ちっとも知らなかったよ。

親米路線のムバラク大統領が辞任して、
それをオバマが「歓迎」するって、
一体どういうこと?

こういうことに敏感そうな中国が、
意外にも静観しているのは、
自国の安定への自信なのか?

謎だらけの世界情勢であるが、
今更ながら痛感させられるのが、
インターネットの力だ。

このネットの世界の「基軸通貨」といえる、
windowsを発明したビル・ゲイツに、
ノーベル平和賞をあげればいいのに、、、

と、
そんなこととは全く別に、
ぼくもまたネットの恩恵を受けてみる。

今日、
ひっさしぶりに武庫之荘・Mクアトロのセッションに行った。

そして初めて人前で歌った
「la vie en rose(http://www.youtube.com/watch?v=q_lPfR0UtE4)」。

アップしました。

歌詞滅茶苦茶ですが、
「バラ色の人生」、
おひとつどうぞ(笑)

2011年2月13日日曜日

相身

「どうで死ぬ身の一踊り」(講談社文庫)収録の、
表題作を読んだ。

これまた著者西村賢太の私小説。

大正期の小説家藤沢清造の全集を刊行しようと、
奔走する著者と、
女性との同棲生活が淡々と描かれる。

藤沢清造に対する著者の態度は、
とても真摯でかいがいしいのであるが、
女性との暮らし方は「まるで駄目男」。

はっきり言ってDVであり、
これを読んだ女性100人中99人は、
「この男サイテー」と一蹴するに違いない。

「100人中100人」と書きたいところ、
というか、
一度は書いたのだが、
「とはいえ実際著者に惚れた女がいるのだから」と、
思いなおして99人に変更した。

まぁ露悪的というか、
自虐的というか。。。

酒を飲んでは頭に血をのぼらせて、
女を殴る蹴るのDV沙汰が痛々しいのだけれど、
なぜか読み進めてしまうのは、
その端正な文章に負うところが大だと思う。

それにしても、
これほど短気な男が、
何故自分をこれほどに客観し、
等身大で描けるのだろう。

そこが一番の不思議である。

そして女性には大変失礼ながら、
ただのアル中DV男の私生活が、
身につまされてくるのである。

それだけ著者の清造への献身ぶりが、
常軌を逸していて、
それ故に他の駄目駄目ぶりは、
一読者としてのぼくの中では、
不問に付してしまえる。

それに、
大人の男女のDVって、
考えてみれば「お互い様的」な部分もある。

嫌なら別れればいいのだ。

耐えられなければ去ればよいのだ。

それが出来ぬのは、
そりゃ様々事情はあろうとも、
結局は大人の男女の決断なのだ。

大体好き合う男女は、
互いに身の丈に合っているものだ。

そういう意味で、
くっついている間は「お互い様」なのである。

などとほざいてるぼくも、
かなりの身勝手男であるな。

2011年2月12日土曜日

融合

「龍角散ののど飴EX」の袋入りがイマイチと書いたら、
「スティックタイプがセブンイレブンで売っている」と、
実物とともに貴重な情報。

行ってみたら、
ホントありました。

セブンイレブンって、
数あるコンビニの中でも、
最多の約13000店舗あるのだが、
なぜかうちの近所or通勤経路にはなかったから、
ちょっと回り道したのだが、
入って見ると探すまでもなく堂々と並んでた。

コンビニなんて、
どこも似たり寄ったりの品ぞろえだろうと思っていたが、
意外に違うんだな。

そういえば、
ぼくのお気に入りガム「NON STYLE」が、
会社最寄りのコンビニから、
またも消えた。

でもこちらは、
通勤中の地下鉄の売店に売っていることを、
すでに発見していたから、
前ほどのショックはないのだが。
煙草とプリンとガム2個で、
ちょうど合計が777円と縁起がよかったので、
それが少し残念。

そしてさらに、
ぼくの高校の後輩からは、
「龍角散ののどすっきりガム」をいただいた。

のど飴もガムも必需品のぼくにとっては、
か~なり魅力的な商品。

でも、
ひとつが1センチ角ほどの、
まるでサイコロのような大きさで、
1個や2個じゃ噛みごたえがないのがチト難点。

はて、
これはどこで売ってるのだろう?
聞くのを忘れていた。
Amazonで調べたら、
「一時的に在庫切れ」となっていたが。

ひょっとしてヒット商品?














写真上がガム、
下がスティックタイプの飴。

見りゃわかるってか、、、

●ペンギンさん&わが後輩、ありがとう。おかげで風邪ひとつひいてません(笑)●右上↗でちょっと遊んでみたけど、改めて聞いてみて、かなり恥ずかしくなってきた。早く新ネタに移りたい。。。

2011年2月11日金曜日

朗報

itunesを利用している人に朗報。

といっても、
世間ではすっかり周知の事実かもしれないが。。。

itunesに入っているアルバムの、
アートワーク(ジャケ写真)が一発で探し出せる、
(ぼく的に)画期的なソフトを、
会社の後輩が教えてくれた。


このソフトを立ち上げて、
itunesで曲を再生すると、
自動的にネットの世界からアートワークを採取して、
ズラリと並べ出してくれる。












こんな感じ。

その中には見当違いのものもあるが、
ほぼ間違いなくお目当てのジャケット写真がある(はず)。

あとは画面左上の「+」をクリックして、
itunesに転送するだけだ。

驚くほど簡単。

ちなみに歌詞も検索できる(らしい)。

おすすめである。

で、
ここから先は余談。

ここに至るまでには少々経緯があって、
実は、
このソフトのことを後輩から教わったのは数日前のことなのである。

その時、
ぼくは別な単語と間違って記憶していて、
googleで検索してもさっぱりヒットせず(する訳ない)、
今日あらためてその後輩に確認したのだ。

後輩「それはロードショーじゃなくてブロードウェーです」。

映画とミュージカル。
ある意味近いっちゃあ近いが、
言葉としては大分違う。

後輩少々あきれ顔である。

こんな勘違いをするようじゃぁ、
ぼくの頭もかなり。。。

ハハハ母を笑えぬハハハ~

●持つべきものはIT通の後輩である(笑)●YouTubeにアップした「she(http://www.youtube.com/watch?v=1uxh8CIyEp4」の再生回数は「58」まで延びた。望外の反応に驚き&ありがとうございます。


2011年2月10日木曜日

再生

昨夜YouTubeに公開した「she(http://www.youtube.com/watch?v=1uxh8CIyEp4
さっき覗いてみたら、
再生回数「34」ってなっている。

このうち、
自分が確認のために観たのが10ほどあるので、
延べ24回、
どこかのだれかが取りあえず見て(聞いて)くれたことになる。

などというのは虫のいい考えで、
24回のうちのほとんどは、
何かの間違いで開いてしまい、
「なんじゃこれ」と思うや否や、
閉じられてしまったのかもしれないが。。。

このブログにコメントは入れられないけれど、
YouTubeではあえてコメントをOKに設定した。

が、
今のところ残念ながら、
コメントならびに評価はゼロ。

これは仕方がないか。

むしろ辛口ばかり書かれてたら、
へこむもんな(笑)

このブログを始めた時の、
「瓶詰めの手紙」状態から比べれば、
格段の進展だと思う。

進展してないのは、
アンタの歌だけって、
んなんほっとけ(笑)

何はともあれ新たな船出はしたわけだ。
今後セッションに参加する時の、
モチベーションになるに違いない。

再生回数が今後、
どんな推移をしていくのか、
不安でもあり、
楽しみでもあり、、、

●こちらはたまーに更新(追加?)します●業務連絡。木曜日は元町経由の大阪行き予定。よろしく。以上。

2011年2月9日水曜日

公開

今年になって初めて、
じゃず家のセッションに行けた。

歌い初めだ。

どうせなら、
新鮮な気持ちで、
新しく覚えた歌を、
初めてやってみた。

うーん、
思ったより上手くはいったけど、
楽譜がちゃんと書けていなくて、
アシストプレーヤーの方には苦労をかけてしまった。

歌詞も、
音程も、
何もかもまだまだだけど、
これからブラッシュアップしていこう。

と、
言いわけするだけしておいて、、、

思い切って、
一部分だけ公開してみた。

全世界に(大げさ)

もしよければ、
聞いてやってくださ~い♪

「she(http://www.youtube.com/watch?v=1uxh8CIyEp4

●途中、拍手のフライングや、おじさまのしゃべり声が延々入ってるけど、ライブならではのご愛敬●画像はちょっと、まだ、遠慮しておきます(笑)

2011年2月8日火曜日

今後

宿直勤務から帰宅すると、
母が読書していて、
思わずのけぞった。

だって本当にこの人、
読書しないんだもの。

確か前に本を読んでいる姿を見たのは、
「ホームレス中学生」だった。

その本はルクエを使った和食のレシピ本で、
その名も「和レシピ」。













ルクエと一緒に贈ったレシピ本は、
もう制覇してしまったようだ。

大したやる気である。

やる気といえば、
長友である。

インテルで堂々とプレーしている姿を見て、
すっかり感心してしまった。

無名だった彼が、
明治大学の学生からFC東京に入団したのは2008年、
ほんの3年前のことだ。

それから日本代表になって、
W杯で活躍してセリエAのチェゼーナに移籍したのは2010年。

アジア杯ではVゴールをアシストし、
あっという間に名門中の名門インテル移籍が決まった。

そして今日の初出場。

日本で無名だった大学生が、
たった3年で世界屈指のクラブチームでプレーしてるのだから、
その進化速度たるや、
ピッチの左サイドを駆け上がる、
彼のプレースタイルさながら、
まるで韋駄天だ。

音楽とか絵画とか、
芸術分野ならわかるんだけど、
スポーツの世界では極めて珍しい。

彼の成功が日本人に与える自信は計り知れない。

サッカーだから、
身長が低いハンデは、
他のスポーツに比べ少ないとは思うけど、
170センチっていうのは、
ディフェンダーとしては破格に低い。

じゃあ彼が天才なのかというと、
決してそうではないことは、
経歴が証明している。

彼は天才ではなく明らかに努力の人だ。

鍛えあげた体でピッチを走りまくり、
延長戦になっても、
ついさっき投入された控え選手のように、
元気はつらつ動き回るタフさが武器だ。

特に「体幹」って言葉は、
長友の活躍とともに、
急速に広まったように思う。

しかし、
中田英のような自信家でも、
本田圭のようなビッグマウスでもなく、
どちらかといえば、
控えめ黙々典型的日本人タイプ。

要するに、
どこにでもいそうなサッカー兄ちゃんなのである。

でも、
ここまでの成功を目の当たりにすると、
本当に彼は「黙々努力だけの人なのか」との疑問が沸いてくる。

彼が努力をしていることは間違いないけど、
彼ぐらい努力している人は、
日本だけ探しても、
ほかにいくらでもいるだろうに。

体幹鍛えりゃインテルに入れるわけじゃない。

ならばやはり彼もまた、
何かを「持っている」のだろうか?

母の料理も、
長友のプレーも、
今後が楽しみだ。

●かなり強引な落ちだ。


2011年2月7日月曜日

根幹

「春場所中止」っていうのには、
正直驚いた。

関東大震災があっても、
広島や長崎に原爆が落とされても、
中止されることがなかった本場所である。

一部スポーツ紙が書いていたけど、
「無観客場所」としてでも、
とりあえず開かれるだろうと予想していた。

だから今回の八百長問題について、
相撲協会が相当な危機感を抱いたことは、
想像に難くない。

それにしてもである。

「膿を出し切る」と放駒理事長は言うが、
どうすれば「出し切った」と言えるのか。

「再発防止策の徹底」だって、
力士を24時間365日監視できるはずもない。

所詮出来もしないと分かっていながら、
世間の手前、
ある程度までは徹底する姿勢を見せるという点、
以前の耐震偽装問題とか、
消えた年金問題に通じるものを感じる。

たとえば、
交通事故を根絶したいなら、
交通機関をすべてなくせばいい。

それと同じ論理で、
八百長相撲を根絶させるなら、
相撲をなくせばいい。

とっても簡単、
だが不可能なことだ。

いやむしろ相撲をなくすのは、
交通機関をなくすより難しいかもしれない。

だって相撲は人が二人いれば取れるのだから。。。

それにしても気に入らないのは、
今回の問題に関与してない現役力士や親方が、
そろいもそろって「全く知らなかった」と言っている点だ。

あんたたちが知らなかったはずないだろう。

マスコミもそういう意味では同じだ。

「大相撲の根幹を揺るがす大問題」というが、
「大相撲の根幹」とは何ぞや。

問題の根幹は、
そこをはっきさせることから始めるべきだ。

2011年2月6日日曜日

墓前

「中卒フリーターで友達ゼロの前科者」

先ごろ芥川賞をとった西村賢太の、
まぁいわば「売り文句」である。

新聞広告によると、
受賞作「苦役列車」は16万部を突破したとか。

同時受賞の「お嬢様」朝吹真理子「きことわ」の方は、
14万部だというからちょっと驚き。

ちょっと前にあった「蟹工船」みたいに、
西村氏の鬱屈した半生が、
今の世の共感を呼んでいるようだ。

「苦役列車」はすでに買ったのだけど、
先にこちらを読み始めた。













見にくいかもしれないが、
「どうで死ぬ身の一踊り」(講談社文庫)である。

短編3作品を収録してあり、
最初の「墓前生活」を読んだ。

藤沢清造という大正時代の、
今やほぼ無名作家の作品にほれこんだ著者が、
その墓参りに石川県七尾市の寺を訪ね、
古い木製の墓碑をもらいうけ、
自宅に飾るまでを描いた短編。

ほぼ実話と思われるが、
他人の墓碑をもらうというのは、
生半可な行為ではない。

ましてや自室に置き共に寝起きするなど、
身内でもない者の仕業としては、
かなりアブナイ部類。

「一歩間違えば」の世界だ。

とにかく西村氏は人生のある時、
藤沢清造なる作家に一瞬にして囚われたのだ。

思うに、
死人に惚れるというのは、
究極の片思いであろう。

きっとこの出会いがなければ、
今の西村賢太は存在せず、
アル中か何かで野たれ死んでいたかもしれないな。

突飛な内容に比べ文章は、
意外なほど端正で読みやすかった。

ゴッホの性格はずいぶん歪であったようだが、
残した作品は現代人の心を射抜く。

作品と作者は切り離して考えられないのだけれど、
とっても嫌な人間であっても、
生み出す作品が珠玉であるということは、
実際にあるということの不思議を、
少し考えた。

同じ時代にこの日本に生きて、
「KAGEROU」を書く人がいて、
「墓前生活」を書く人もいる。

●連合赤軍の永田洋子死刑囚が病死。大抵の若い人にとっては「誰?」だろう。。。

2011年2月5日土曜日

新装

最寄り駅前のTURAYAが閉店したのは、
昨年11月のことだった。

改札口のど真ん前にあるそのスペースは、
年明けからにわかに工事が始まり、
「今度は一体何ができるのか」と、
ワクワク気にかけていたら、
先日、
看板が掲げられた。



「TUTAYA」


もう、
出勤の時にそれを見た時には、
声には出さなかったけど、
「おおっ」と内心で言いながら、
体は数センチのけぞった。

そんなのありかよ~

そりゃ、
TUTAYAがなくなる時は寂しかった。

できれば残ってて欲しかった。

でもなぁ、
「閉店セール」までしといて、
舌の根も乾かぬうちに、
また開店って。

何か、
芸能人が「引退宣言」して、
コンサートやらなんやらした挙げ句、
あっさり復帰したみたいな感じ。

そりゃ、
ぼくには関係のない店が出来るよりは、
はるかに嬉しいけれど、
その心を見透かされるようで、
手放しでは喜べないのである。

これじゃあ、
パチンコ屋の新装開店じゃないか。

あのがっかり感を返せ‼

幸い会員カードはまだ財布の中にあったので、
店の前で会員登録を呼び掛けていた店員に、
念のため尋ねてみたら「まだ使えます」とのこと。

当たり前なんだけど、
ホッとした。

閉店とともに捨ててたら、
間違いなく怒ってナ。

●昔のぼくなら、間違いなくその店員に「どういうことやねん」って詰め寄っていたと思う●といいながら、今月11日に開店したら、速攻行くだろう●ユーストリームの中継を心待ちにしていたという人に会った。そういう人がいたことが、嬉しいやらかたじけないやら。

2011年2月4日金曜日

判断

会社で仮眠して、
朝から仕事をしていてたら、
PCの調子が悪くなった。

「どうせいつもの事」と高をくくっていたら、
どうもそういう訳ではなく、
事態は一向に改善しない。

これはちょっとヤバいかも。。。

システム部門の人を呼んで、
PCを見てもらうことにしたのだが、
その時にはすでに十分深刻な状況で、
しかも、
有功な手立てが容易には見つからず、
ただ無為に時間だけが1秒1秒過ぎて行く。

かろうじて使える機能だけで仕事を進めるが、
それでは全く埒が明かない。

例えて言うならば、
呼吸が停止しているのに、
足の血管の縫合をしているようなもので、
本質的な解決には全然なっていないのである。

そのころになってようやく、
周囲がぼくの陥っている状況に気付き、
わらわらと集まってきだした。

あーでもない、
こーでもない、
あれをせよ、
これをするな、、、

経緯も理由も知らぬ者が、
背後であれこれ言うのを聞きながら、
返答する間も惜しんで作業し、
遅れながらも何とか終わらせることができた。

ほっとするまもなく、
上司が「連絡が遅い」と指摘。

確かにその通りなんだけど、
最初はこんなに重大なことになるとは思わず、、、
などと言っても仕方ないので、
「わかりました」とだけ返答。

今ここで起きている事態が、
自分の手に余るのか否か。

そこを判断するのは本当に難しい。

トラブルに「トラブル」って看板は、
絶対にかかってない。

●業務連絡です。本日元町行きます。中津に5時に行く用事があります。以上終わり。


2011年2月3日木曜日

露骨

大相撲の八百長疑惑。

「突っ張るだけ突っ張らして胸で受け止めて最終的には右をさして寄り切りかすくい投げあたりがベスト」

メールで送られた露骨な勝負の筋書きが笑える。

長年公然の秘密だったことが、
こんな形で明るみに出るところに、
「現代」を感じる。

やっぱ公然とはいえ、
秘密は証拠を残してはいけない。

しかし言われてみて気づいたのだが、
確かに八百長は違法ではない。

だから警察が逮捕することもない。

ということで、
今後は有識者なる面々が、
力士を調べるわけなのだが、
んなもん、
「やってません」って開き直られたらそれまで。

アンケートなぞして、
一体何の意味があるの?

八百長を自己申告する力士がいるはずない。

本来なら、
力士全員の携帯とかパソコンのメールを、
洗いざらい解析して、
消去されたものも復活させて、
有無を言わせぬ証拠を見つける必要があるのだが、
そんな強制捜査権は、
有識者の皆さんにはない。

よって、
今回の問題は、
数人の下っ端力士の処分だけで、
結局うやむやにならざるを得ない。

というのが、
ぼくの見立てである。

相撲賭博とリンクしてくれば、
また話は大きく違うのだろうが、、、

そもそも、
幕下だと月給ゼロで、
幕内だと最低保障100万円っていう、
あまりの給料格差に、
八百長を生む素地があるのではないか。

ぼくが力士だったとして、
この1番に負ければ来月から給料ゼロって事態になったら、
「20万円でよろしく」って思うかもしれない。

その辺りから考え直さないと、
どうしようもないよ。

きっと。

2011年2月2日水曜日

役割

「もといちの日」の集まりを生中継すると告知しておきながら、
ものの見事に失敗した。

期待して、
というか、
付き合って見てやろうとしてくれていた皆さま、
貴重な時間を無駄に使わせ、
まっこと御免なさい。

10時ごろまでトライしたのだけど、
悔しいけど力不足でした。

集まりは大盛況だった。

6時過ぎからボツボツ集まりだし、
10人ぐらいだろうとの予想が結局、
男女計16人に膨れ上がり、
予約した座席はすし詰め状態。

懐かしの顔、
お馴染みの顔、
みんなが飲み食いしながら、
語り合い、
笑ってる光景を見ながら、
「あーよかったなぁ」としみじみ。

と思いながら、
ユーストリームと格闘していると、
酔った輩から「お前は陰気になった」とのご指摘。

確かに、
以前と比べると格段にぼくの口数は減った。

まず、
人の話を聞きながら、
話の腰を折ることができない。

それから、
他人の話についての意見や感想を、
思わず飲みこんでしまう。

これってたぶん、
聞くだけのトレーニングを続けている「成果」ではないかと、
勝手な自己分析。

皆が自由に話せる場を設定することがぼくの役割で、
あとは皆が楽しければ、
それでぼくも楽しい。

もちろん、
いつもそうだという訳ではないけど、
少なくともこの集まりでは、
今のところそういう役回りに徹しているのだと思う。

そもそも、
自分で呼びかけておいて、
自分が出しゃばるなんて、
これほど無粋なことはなかろう。

昔は同じこの集まりで、
誰よりも飲み食いし、
「我こそ一番」とばかりに喋りまくっていたのとは、
真反対なことに自分で驚く。

確かにぼくは変わった。

もの凄く格好良く言えば、
俳優からプロデューサーに転身した感じ。

第一、
ぼくなんかが黙ってても、
いくらでもタレントがいるのが、
この集まりの強みだ。

盛り上げ役、
ボケ役、
食べ物注文訳、
水割り作り係、
会計担当。

すべてちゃんと、
言わなくても阿吽でやってくれる。
ザックJ並みの一体感だ。

今のところ、
ぼくが自己主張をするのは、
やっぱ歌う時。

それと、
もちろんこのブログ。

言葉で言いたいことは、
ほとんどここに書いてしまってるから、
喋ろうとすると、
同じ事を前にも言ったような、
自分が呆け老人化したような、
妙な錯覚に陥って躊躇してしまうことが多い。

ブログ、
ほとんど誰も読んでないのに(笑)

そんなことはともかく、
みなさんお疲れ&ありがとう。

そしてまた来年、
絶対会おうぜ‼

●帰宅しても依然、失敗の理由は不明。あれほどリハしたのに、、、絶対来年は成功させてみせる●悪いことも、いい事も、色んな意味で想定外のことが起きた一日だった。

2011年2月1日火曜日

中継

生まれて初めてマウスパッドを買った。

PCを使い始めてもう何年にもなるのに、
本当に初めて。

いつも机の上に直接マウスを当てるか、
ここしばらくは、
何かの商品に入っていた、
マウスパッドとは全く関係のない黒い紙切れを、
セロハンテープで机に張り付け、
代用していた。

マウスパッドなんて1000円もしないのに、
いつも売り場を通る度に、
「また今度」って先延ばしにして、
ここまで来ちゃった感じだ。

ぼくには元来そういうところがあって、
数万円もするものを衝動買いする一方で、
数百円の物を迷った挙げ句、
買わずにズルズル行くことがある。

マウスパッドなんて本当に「ズルズル」の象徴だ。

こんなにお世話になってるのに。

自分の身の回り品の、
「費用対効果」を測ってみると、
結構面白い結果が出るかもしれない。

ところで、
あす(というか今日)2月1日は、
「もといちの日」だ。

今年も例によって、
JR甲子園口駅前の居酒屋「ありがた家」で、
高校時代の同窓生が再会をありがたがる。

唐突だけど、
その模様を先日買ったウェブカメラを使い、
USTREAMで「生中継」することにした。

7時から1時間おきに、
会場の模様をお伝えしようと企んでいる。

遠方にいて参加できない友のためにと、
思いついたのであるが、
どうせならと、
ここでも告知することにした。

とりあえずやってみる。

なにせ今年は「MOVE」なもんで。

興味のある方は、
といっても、
他人の同窓会の中継など見ても、
面白くもなんともないと思うが、
それでも見てやろうかという方は、
USTREAMの番組検索欄で、
「もといちチャンネル」と入力してもらえば、
すぐにわかるはず。

匿名でももちろんかまわないけど、
アカウントがあればチャットにも参加できます。

中継してても、
だれも見てないのも寂しいので、
怖い物見たい人は是非どーぞ(笑)

●一応家でテストしたけど、成功する保証は何もありません。内容も出たとこ勝負です。あしからず●マウスパッドがスラスラ調子いいもんで、筆も滑り過ぎてしまった感あり。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...