4年前、
私生活最悪の出来事から心身を病み、
会社を8か月も休む羽目に陥った。
その後、
復職に際して尽力してくれた上司が、
別会社に行かれることになった。
あの時、
復職はともかく、
元の部署に戻すことについては、
反対意見が強かったという。
その中で上司は盾となり、
「何かあったら自分が責任をとる」とまで言って、
ぼくを守ってくれた。
復職して3年余り、
その恩を忘れたことは1日もない。
猜疑心あふれる周囲の目にさらされても、
不本意な仕事しか与えられなくても、
何があっても、
その上司がいる限り、
「下手を打ってはならぬ」と、
ただそのことを胸に刻んできた。
復職してから個人的に話しをすることは、
ほとんどなかったけど、
言葉じゃなくて、
与えられた仕事に誠実に打ち込むことが、
唯一ぼくにできる意志表示だった。
結果的には仕事上で昨年、
痛恨の重大ミスをやらかしたのだけど、
4年前のような迷惑はかけずに済んだ。
ある種の安堵感はある。
さて、
そうは言っても、
これで社内にぼくの「後ろ盾」はいなくなり、
今後ぼくの立場がどうなるのかは、
全く不透明となった。
でも、
今更何があっても文句は言うまい。
お陰様で3年余り今の仕事ができ、
ジャズボーカルという生きがいも見つけられた。
周囲がどうなったって、
ぼくは何も変わらない。
●「人生最悪」。そう、あれは40年余り生きてきて、「最悪」と断言できる出来事だった。でも、やめよう、その話は。あの時ぼくは一度死んだんだ●でも、その後に素敵な出会いが一杯あるんだから、人生はやめられない(笑)
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