「春場所中止」っていうのには、
正直驚いた。
関東大震災があっても、
広島や長崎に原爆が落とされても、
中止されることがなかった本場所である。
一部スポーツ紙が書いていたけど、
「無観客場所」としてでも、
とりあえず開かれるだろうと予想していた。
だから今回の八百長問題について、
相撲協会が相当な危機感を抱いたことは、
想像に難くない。
それにしてもである。
「膿を出し切る」と放駒理事長は言うが、
どうすれば「出し切った」と言えるのか。
「再発防止策の徹底」だって、
力士を24時間365日監視できるはずもない。
所詮出来もしないと分かっていながら、
世間の手前、
ある程度までは徹底する姿勢を見せるという点、
以前の耐震偽装問題とか、
消えた年金問題に通じるものを感じる。
たとえば、
交通事故を根絶したいなら、
交通機関をすべてなくせばいい。
それと同じ論理で、
八百長相撲を根絶させるなら、
相撲をなくせばいい。
とっても簡単、
だが不可能なことだ。
いやむしろ相撲をなくすのは、
交通機関をなくすより難しいかもしれない。
だって相撲は人が二人いれば取れるのだから。。。
それにしても気に入らないのは、
今回の問題に関与してない現役力士や親方が、
そろいもそろって「全く知らなかった」と言っている点だ。
あんたたちが知らなかったはずないだろう。
マスコミもそういう意味では同じだ。
「大相撲の根幹を揺るがす大問題」というが、
「大相撲の根幹」とは何ぞや。
問題の根幹は、
そこをはっきさせることから始めるべきだ。
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