2011年2月3日木曜日

露骨

大相撲の八百長疑惑。

「突っ張るだけ突っ張らして胸で受け止めて最終的には右をさして寄り切りかすくい投げあたりがベスト」

メールで送られた露骨な勝負の筋書きが笑える。

長年公然の秘密だったことが、
こんな形で明るみに出るところに、
「現代」を感じる。

やっぱ公然とはいえ、
秘密は証拠を残してはいけない。

しかし言われてみて気づいたのだが、
確かに八百長は違法ではない。

だから警察が逮捕することもない。

ということで、
今後は有識者なる面々が、
力士を調べるわけなのだが、
んなもん、
「やってません」って開き直られたらそれまで。

アンケートなぞして、
一体何の意味があるの?

八百長を自己申告する力士がいるはずない。

本来なら、
力士全員の携帯とかパソコンのメールを、
洗いざらい解析して、
消去されたものも復活させて、
有無を言わせぬ証拠を見つける必要があるのだが、
そんな強制捜査権は、
有識者の皆さんにはない。

よって、
今回の問題は、
数人の下っ端力士の処分だけで、
結局うやむやにならざるを得ない。

というのが、
ぼくの見立てである。

相撲賭博とリンクしてくれば、
また話は大きく違うのだろうが、、、

そもそも、
幕下だと月給ゼロで、
幕内だと最低保障100万円っていう、
あまりの給料格差に、
八百長を生む素地があるのではないか。

ぼくが力士だったとして、
この1番に負ければ来月から給料ゼロって事態になったら、
「20万円でよろしく」って思うかもしれない。

その辺りから考え直さないと、
どうしようもないよ。

きっと。

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