2011年5月1日日曜日

真心

昨日の鈴木に続いて、
今日は安藤美姫がやってくれた。

キム・ヨナを逆転して世界フィギュア4年ぶりV。

「旬の年齢」が短いフィギュアの世界で、
これはかなり快挙。

オリンピック連覇みたいなものだもの。

フリーの演技はノーミスとはいかなかったけれど、
心を込めて滑っていることは、
テレビを通してでも痛いほど伝わってきた。

毎日jpにこんな記事が。

今回は東日本大震災の被災者への思いも強かった。安藤自身も子どものころ、交通事故で父を亡くしている。そんな時、生きる希望を与えてくれたのがスケート。「スケートで笑顔になれた。父とスケートを交換した感じ」と振り返る。「自分の演技を見て、一人でも多くの人が笑顔を取り戻せたら」との気持ちが、演技を支えた。


なるほどね。

安藤っていつも、
自分は何のために滑るのかと、
自問自答しているようなところがある。

つまり彼女にとってスケート=人生。

だから、
何のために生きている(滑っている)のか分からなくなると、
全然駄目になるし、
生きがいが明確になればなるほど、
力がにじみ出る。

同じ記事には、
彼女は「スケート人生で一度たりとも順位を意識したことはない」とある。

彼女にとっての目標は、
4回転を飛ぶことでもなく、
金メダルを取ることでもないわけだ。

被災者の笑顔のために。

彼女の真心だ。

キム・ヨナだって、
何かのために滑っていたはずだけど、
今回は安藤の思いが勝った。

まさしく「銀盤の女王」。

いやぁ、
連日いいものを見せてもらったよ。

●高橋や織田は、彼女の爪の垢でも煎じて飲むことだ。





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