2011年11月9日水曜日

慇懃

昼間何気に国会中継を見ていて、
どじょう首相の答弁に感じる印象は、
一体どう形容したらいいのか考えた。

夜になってしっくりくるものが浮かんだ。

職務質問する警察官。

はぁ?と言われそうだけど。

要するに慇懃無礼なのだ。

どじょうの言葉はマイルドだ。

あの歌舞伎役者のようなでかい顔で、
バリトンボイスで、
言葉遣いは慎重かつ丁寧。

これまで何代かの宰相に比べれば、
政治家の言葉の重みを理解しているように映る。

だけど違うな。

本当の政治家の言葉の重さってのは、
その一言で国民の命を奪いかねない、
そういう心の葛藤の末に絞り出されるからこそだ。

どじょうの言葉には、
そんな葛藤が感じられない。

答弁の仕方は、
まさにクレーム処理係。

つまり、
応接は丁寧だけど、
結局相手の言い分は飲まず、
お引き取り願う感じ。

警官の職務質問って書いたけど、
つまり最終的には国家権力を背景に、
自分らの意のままに物事を押し進める感じ。

役人。

そう、
彼は明らかに霞ヶ関寄りの人間だ。

別に肩を持つわけではないが、
今日の中継を見ている限り、
自民党の方に分があると思った。

それにしても、
どじょうブームって、
あったのかと疑いたくなるほど一瞬だったな。

●そうそう、検索にGoogleを使っている人、do a barrel roll と検索してみて下さい。面白いよ。



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