昼間何気に国会中継を見ていて、
どじょう首相の答弁に感じる印象は、
一体どう形容したらいいのか考えた。
夜になってしっくりくるものが浮かんだ。
職務質問する警察官。
はぁ?と言われそうだけど。
要するに慇懃無礼なのだ。
どじょうの言葉はマイルドだ。
あの歌舞伎役者のようなでかい顔で、
バリトンボイスで、
言葉遣いは慎重かつ丁寧。
これまで何代かの宰相に比べれば、
政治家の言葉の重みを理解しているように映る。
だけど違うな。
本当の政治家の言葉の重さってのは、
その一言で国民の命を奪いかねない、
そういう心の葛藤の末に絞り出されるからこそだ。
どじょうの言葉には、
そんな葛藤が感じられない。
答弁の仕方は、
まさにクレーム処理係。
つまり、
応接は丁寧だけど、
結局相手の言い分は飲まず、
お引き取り願う感じ。
警官の職務質問って書いたけど、
つまり最終的には国家権力を背景に、
自分らの意のままに物事を押し進める感じ。
役人。
そう、
彼は明らかに霞ヶ関寄りの人間だ。
別に肩を持つわけではないが、
今日の中継を見ている限り、
自民党の方に分があると思った。
それにしても、
どじょうブームって、
あったのかと疑いたくなるほど一瞬だったな。
●そうそう、検索にGoogleを使っている人、do a barrel roll と検索してみて下さい。面白いよ。